苦手なりの受験英語(アルク版)

直訳と意訳と訳例と意味(21)

英語が苦手と自負する受験生に英語の先生が

「訳例など考えない(英文を英語で理解する)、ここまでできないとダメダ!」

と言ったとします。

すると、言われた英語の苦手な受験生は「絶望を感じる」か、「もしかしてやってないだけかも、と思ってやってみたが、さっぱりできない」という状態になると思います。

ちなみに私は絶望を感じました。そもそも英語を身につけたくないんですよ! どう考えたって一朝一夕でできっこないだろうに。なんでこんな不快なものを時間と労力をかけて身につけなくちゃならんのだ? 

だいいち、絶対できません。だって、英語が苦手な人は、直訳だってできないんですよ。意味が最初からわからんのですよ。なのに、なんでできるのでしょうか?

はっきり申し上げます!!
「訳例など考えない(英文を英語で理解する)、ここまでできないとダメダ!」
そんなことはありません!!!!

私もそんなことできなくても受かりましたから、大丈夫です!

「訳例など考えない(英文を英語で理解する)、ここまでできないとダメダ!」…とおっしゃる方は、自分がその状態で受験期を向かえて受かっっているからそう言うのです。そうでない状態で受験をしていないので、「大丈夫」と言えないのです。

続きは来週月曜日です。いよいよこの長いシリーズの最終回です!
※今週は都合により文法講座はお休みです。

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