苦手なりの受験英語(アルク版)

英語嫌いのホントのワケ(12)

※1つ大事なお知らせです。私のサイト「本気で嫌いな英語を何とかする方法」はURLが変わりました
 新しいURLは

https://www.ye-study.com/

です。ブックマークの変更など、よろしくお願いいたします。
m(_ _)m

では前回の続きです。

(5) The people who would never point to a customer at a counter and remark to friend that the man is wearing a smart tie behave quite differently with famous faces.

この英文を見向きもしないタイプ→が今回の主人公です。

この4タイプはほとんど場合、中学生から英語が嫌いです。
「こんな長ったらしい英文の意味など分かるわけがない」
と最初から決めてかかっています。というか、仮にどんなに頑張っても自力では絶対に正しい意味が取れません。

「授業で当てられる・宿題などで出される」といった状況でないと、意味を作ろうともしません。いえいえ、宿題であっても「自分では作らない」のが普通です。私が高校生のころなら、絶対作りませんね。友達の宿題を写させてもらって「はい、おしまい」でしょう。
 今の時代だったら、翻訳サイトに行き「怒られない程度の訳例」を手に入れ、それを授業で発表するでしょう。

ここで皆様に質問です。4のタイプの人はなぜ「この英文の訳例を作ろうとしないのか」?
分かりますか?

英語が嫌いだから?

もちろんそうです。根本的には確かにそうです。
でもちょっと↓これを見てください。

(1) 3+5−4=
(2) 6×2÷3=
(3) 3/4+5/7=
(4) x^2+6x−7 を因数分解せよ
(5) (a−2b)^6 を展開したとき、a^2b^4 の係数を答えなさい。

ここを見ている方の中には、1から読み飛ばした人は絶対いるはずです。
1を読み飛ばしたのに、5をちゃんと読んだ人などいないはずです。

5を読み飛ばした人なぜ5を読み飛ばしたのでしょうか

「意味も分からないから、答えが分かるなんて、死んでもありえないから」
ではないでしょうか?

それと同じです!

こういった「英文を訳せ!」というものを嫌がる4のタイプの人は、
「意味も分からないから、訳が分かるなんて、死んでもありえないから」

だから読み飛ばしたのです。

根本的には「嫌いだから」読み飛ばしたのですが、その根底には「分からないから」という要素が絡んでいます

「難しい問題」は数学にしろ、英語にしろ、
もしあなたに「分かりそうな感覚」があれば、あなたが読み飛ばさない確率は0ではないのです。

分かりそうな感覚」が【ない】から、そこを読み飛ばすのです。

よろしいでしょうか?

明日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。

(↓目次はこちら)
目次ページへ

-苦手なりの受験英語(アルク版)
-