苦手なりの受験英語(アルク版)

英語嫌いのホントのワケ(13)

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(5) The people who would never point to a customer at a counter and remark to friend that the man is wearing a smart tie behave quite differently with famous faces.

この英文の反応の話で、今まで1〜4に分けてきました。すみません。最も大事なタイプを忘れていました。もう1タイプ加えます。
それを「3−3タイプ」と名づけます。(実はこのタイプが後でものすごく重要になっていきます)

3−3タイプ」の人は、「3−1タイプと3−2タイプの中間」のような人です。

3−3タイプの人は、上のような英文の訳例が通常は作れます。もしくは「おしい」ところまで行きます。

問題は「文法的説明への反応」です。

私が、例えば↓こう説明したします。

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(5) The people who would never point to a customer at a counter and remark to friend that the man is wearing a smart tie behave quite differently with famous faces.

左から3つめのwhoは当然関係代名詞主格。この whoのの終わりを探さなければならないよね。people はどうせ文の主語だろうから、people の述語動詞になりそうなところで止まるはず。述語動詞は remark か? いやこれは and でつながってるから違う。is か? これは the man の主語だろう。behave これだね! つまり

The people (who would never point to a customer at a counter and remark to friend [that the man is wearing a smart tie]) behave quite differently with famous faces.

主語は the people 。この述語動詞は behave。この間にある(who〜tie)は全部手前の people を修飾ているんだ。
だから↓
(who would never point to a customer at a counter and remark to friend
[that the man is wearing a smart tie])な「人々、quite differently with famous faces 「な振る舞いをする」。という意味になる。

したがって、
「カウンターにいる客を指し示し、友人にあの男性はステキなネクタイをしていると感想を決して言わない人々は、有名人(の顔)に対しては全く別の態度を取る」

になるんだ!
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3−3タイプの人はこう行った「文法的な説明」に、基本的に「不快感」を持ちます。(3−1の人に共通する要素)

しかし! 「文法的な説明」が、不快感はあるものの、「ある程度分かる」のです。
3−3タイプの人は↓
文法的な説明は分かる」「【簡単な】文法有用的なのも分かる」のです。(3−2の人に共通する要素)

しかし(↓ここが今回最大に重要)↓

難しい文法大嫌い!!!!!」「簡単な文法以外は覚えたくない!

という気持ちが働きます。

3−3タイプの人は「難しい文法なんか知らなくたって英語はできる。簡単な文法だけで十分」と信じています。
実は「3−3タイプの人にとってそれは「正しい」」のです。3−3タイプの人は「難しい文法なんか知らなくても何とかなる【才能】を持っているのです。
これは「3−1の人が文法を全く知らなくても、(才能が豊富なため)英文が読める」のと同じなのです。つまり3−3タイプの人は 3−1にかなり近いのです。

ただし、3−3タイプの人は
簡単な文法の有用性は認める」のです(ここが3−1違う部分)。これは「無理をしている」のではないでしょうか? 基本的に文法が嫌いだからです。だからその分「難しい文法」を(反動で?)嫌うような気がします。
実際、3−3タイプは「難しい文法」を知らなくても何とかなるのです。だから実際「【難しい】文法の有用性」を認めないわけです。

3−3タイプの人が「難しい文法の説明」を見ると、3−3タイプの人は「そんな知識を知る必要あるか! ボケ!」という反応を示します。これが「3−3タイプ」の最大の【特徴】です。

次回は3−13−23−3、そしてのタイプをまとめる予定です。
続きは、木曜日です。

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