苦手なりの受験英語(アルク版)

謎の言葉? よく見かける『文法用語』を教えます!(14)

今回は「句と節」という言葉の説明しましょう。今日は概略だけですが。
それにしても、句とはなんでしょう? 節とはなんでしょうか?

みなさんは「○○句」という言葉や「□□節」という言葉を聞いたことぐらいはあると思います。
ではみなさん、その意味をきちんと理解されているでしょうか? そこを正しく認識しよう、というのが今回のテーマです。

まずは、「」と「」のそれぞれの定義です。

」…文中の「意味のある塊」のうち、S+Vないもの
」…文中の「意味のある塊」のうち、S+Vあるもの

となります。これだけなんですが、これでも何のこっちゃ? と思います。

とりあえず、以下例文を書きます。
読んでみて、それぞれの文の「下線部」が「句」なのか、「節」なのかを考えていただけないでしょうか?。

1、The accident happened on September 13, 2000.(その事故は2000年9月13日に起こった)
2、Many people don't know the meaning of this word.(多くの人々はこの言葉の意味を知らない)
3、To speak English well is difficult.(英語を上手に話すことは難しい)
4、He has the ability to speak English well. (彼は英語上手く話す能力がある)
5、To speak English well, he needs more practice. (英語を上手く話すために、彼はもっと練習が必要だ)
6、He likes playing the guitar. (彼はギターを弾くことが好きだ)
7、The people participating in the event are "OTAKU".(そのイベントに参加している人々はオタクである)
8、Reading a book quietly at night, I feel very happy.(本を静かに読んでいるとき、私はとても幸福だと感じる)

9、I know that he loves her. (私は彼が彼女を好きなことを知っている)
10、I know the girl that he loves. (私は彼が好きな少女を知っている)
11、When I read a book quietly at night, I feel very happy.(本を静かに読んでいるとき、私はとても幸福だと感じる)

いかがでしょうか?

実は「1〜8」の下線部は「」です。下線部に【 S(主語)とV(動詞)】がありますか? ないですよね。こういう「」は「」と呼ばれます。

実は「9〜11」の下線部は「」です。下線部に【 S(主語)とV(動詞)】がありますか? こちらはありますね。こういう「」は「」と呼ばれます。

まだまだ分かりにくいと思います。しかし今回はとりあえず、大きく「句」と「節」の違いを知っていただければと思います。

明日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。

(↓目次はこちら)
目次ページへ

-苦手なりの受験英語(アルク版)
-