※このページは「名詞相当語句の説明の 8番目」です。「名詞相当語句」を理解したい方は4番目の↓ここ(クリック)からご覧ください。
ちゃんと覚えよう! 名詞相当語句(4) - 本気で嫌いな英語を何とかする方法:Ye-Studyゼミナール
では8回目の説明にまいります。名詞の役割を何度でも確認しましょう。
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名詞の役割とは
1・主語に成れる
2・目的語に成れる
3・(場合によっては)補語に成れる
です。
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では、今回の
●名詞でないのに、これらの名詞の役割を担うことができるもの
を紹介していきましょう。
(その6)疑問詞節(名詞節として)
「疑問詞」で始まる塊が「疑問詞節」と呼ばれるものです。
疑問詞とは一般的には、いわゆる[5w1H]を普通さします。
[5W1H]とは
・when(いつ), where(どこで), who(誰が), what(何を), why(なぜ), how(どのように)
のことです。
実は、疑問詞は他にもあります。
・which(どちら), whom(誰を),
が良く見られます。
実はまだ他にもあります。
名詞相当語句を作れる疑問詞としては
複合関係代名詞になる以下の疑問詞があります。
・whoever(〜する人はだれでも), whatever(〜するものは何でも), whichever(〜するものはどちらでも), whomever(〜する人は誰でも)
(※複合関係副詞になる疑問詞は名詞相当語句には成れない・複合関係代名詞や複合関係副詞について詳しく知りたい人は、関係詞を学習なさるときに気をつけてください。今は無視しても大丈夫です)
疑問詞を使った英文は、初学の場合は「疑問文」で使われます。
【例文】
When will he come here?(いつここに彼は来るの?)
しかし、疑問詞節が「名詞相当語句」になる場合、この「疑問文」のままでは使えません。
例えば
When will he come here? だったら、これを「平叙文」のような語順に変更されます。
↓
when he will come here ... といった具合です。[疑問詞+S+V〜]といった形になります。
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1・主語に成れる
例文 When he will come here is not certain.(彼がいつここに来るかは確かではない)
[When he will come here の塊が is の主語ですね。
このように
「疑問詞+S(主語)+V(動詞)〜」の塊
は、文の主語に成ることができます。
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2・目的語に成れる
例文 She knows when he will come here.(彼女は彼がいつここに来るかを知っている)
[when he will come here] の塊が他動詞 knows の目的語ですね。
このように
「疑問詞+S(主語)+V(動詞)〜」の塊
は、文の目的語に成ることができます。
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3・(場合によっては)補語に成れる
例文 The problem is when he will come here.(問題は彼がいつここに来るかだ)
[when he will come here] の塊が第2文型の自動詞 is の補語ですね。
このように
「疑問詞+S(主語)+V(動詞)〜」の塊
は、文の補語に成ることができます。
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と、このように、「疑問詞節」は、「名詞に役割を担う」ことができます。
つまり名詞相当語句なのです。
お分かりいただけたでしょうか?
以上で「名詞相当語句」の説明は全て終了です。もうこれ以外に「名詞相当語句」は存在しないです。お疲れ様でした^^。
もし先生や参考書の説明で「名詞相当語句」と書かれていたら、このシリーズに戻って説明を見直すのもいいと思います。
いかがだったでしょうか?
次回は木曜日の更新で、雑談です。
なお今週の金曜日も英文法動画放送はお休みです。文法動画は20日(金)からです。
新しいシリーズは、来週の月曜日から始めます。
※実際は木曜日になりました。