NHKでやっていた【中学生日記◇スタジオに「英語なんて大嫌い!」という中学生が集まり、本音を語り合う。】という番組で、私が頭に来たシーンを紹介します(その2)。
【番組での質問・その2】
中規模のホワイトボードのような場所に「英語は難しい」と書かれたカードが貼り付けられている
【司会者の発言】
・「そういうふうに考えるから難しいんだよ〜。そんな身構えるなよ〜気楽に考えればいいんだよ〜(^^)」
【司会者の行動】
そのカードを引っ剥がし、投げ捨てる。そして次のような趣旨のことを言う→「はい、これで英語は難しくなりました。よろしいですね。納得していただければ拍手をお願いします(^^)。
会場で鳴り響く拍手。
【この返事の私の見解・ここがひどい!】
じゃあ、てめえ、数学や物理を身構えずに「気楽に」考えてみやがれ! そうしたら数学や物理は簡単になるのか?
【私の見解】
たまたま、英語が上手く理解「できる人」、と「できない人」がいるだけだ! たまたま、数学や物理がが上手く理解「できる人」、と「できない人」がいるだけだ! 世の中には数学や物理を簡単に解く人たちだっているのさ! 信じられないのか? でも数学や物理を簡単に解く人はあなたの周りにいたはずだ。 個人差ってやつだよ! 得意不得意には個人差があるだろうに。まさかそれも納得しないのか? お前らはたまたま「英語が上手く理解できた」んだよ。それを「万人に」押し付けるな!
「英語は難しい」ってカードを投げ捨てたら、英語の難しさは変わるのか? どこの未開の地の呪術だ? これが効くなら、「世の中の難しいものなど全てなくなる」よなあ〜(嘲笑)。 そんなわけなだろうがっ! フザケンジャネーッ!(激怒)
ちなみに、この「拍手」を強要するする場面において、私は1つの「興味深い部分」に気がついた。
・番組では「英語が苦手な中学生たち」が向かって左側に座っていた。中央に司会者が立っていた。右側には「英語は得意な中学生たち」が座っていた。
・司会者が「拍手を強要」したシーンで、「英語が苦手な中学生たち」はどのように拍手をするのか?…これについて私は注意深く観察した。
・司会者に一番近い場所に座っていた英語が苦手な1人の女の子は「明らかに」拍手をしていなかった。
彼女はなぜ拍手をしなかったのだろうか?
彼女は司会者の言動をどう思ったのだろうか? この番組自体をどう思っただろうか? 英語の得意な人たちの意見は彼女の耳にすんなり入っただろうか? この番組のあと彼女は「英語をやさしく感じ、英語が得意になる」だろうか?
ぜひ皆さんにも考えて欲しい。
ちなみに、私が彼女の立場ならこういう感想になる。→「この番組のおかげで、私はかえって英語を難しく感じるようになった。ますます英語が嫌いになった。だって納得できる要素が1つもないから。彼らが提案してくれた方法など、とっくの昔に経験済みだ。得意な人にとってはそれらは「薬」なのかも知れない。しかし私にとっては「猛毒」だった。既にものすごく苦しんでいる私に、彼らは「猛毒」を“ニコニコしながら”「よく効くよ〜^^♪」って感じで、処方しようと試みているのだ。お前はどこの悪魔だ!?」
だからは私は激怒しているのである。病人に猛毒をよこした人間に対し、拍手などできるわけがないだろうに!
明日はいつもの文法放送。この続きは月曜日です。