まだ「気構え・覚悟」について書きます。
今回は「結果の悪さをどこまで我慢できるか」ということについて書きます。
勉強を続けるに当たってのことです。例えば、文法の問題集を解くことにしましょう。
仮にノルマが10問で、そのうち8問も合っていたとしましょう。そしたら「まあまあできるなあ」と思えるでしょう。
しかし、その10問で、合っていたのがかろうじて2問。あとは8問立て続けに間違ったらどうでしょう?
「なんでできないんだ?」と思ってやる気が失せてしまう人が多いのではないでしょうか?
今回はここの話です。
別に文法に限りません。何でもそうです。正答率が悪いと「とたんにやる気を無くす」という傾向があります。
ここをどう考えればよいか?
例えば、正答率の良い問題だけ選んで解けばいいのでしょうか?
実際の入学試験が「正答率の良い問題ばかり出題される」のであればいいでしょう。
しかし、そんなことがありえますか!
むしろ、あなたが確実に間違うような問題ばかり、実際の試験では出題されるのです。
合格するにはどうなっていなければならにでしょうか?
あなたがいつも間違うような問題を→できるよう、解けるよう、にしなければならないわけです。
そのためには
→最初は間違うのが当然!!!
⇒いつも間違う問題が⇒間違わなくなったとき
⇒⇒成績が上がるのです!!
でも、例えば周りの友達がみんな8割以上解けて、自分だけが2割も正答率もない場合どうでしょう? しかも英語先生はほとんどの生徒が8割以上の結果を出したことに対して「この問題は易しかった」などと言った場合どうでしょう?
2割も取れなかったとしたら相当落ち込むはずです。
まさにここ! ここをどう考えるかです。
「ここが我慢のしどころ」なのです。
残念ながら、みんなが楽勝で取れるようなところが取れないから、あなたは英語ができないのです。そんな場所はたくさんあります。でもそれができっるようにならないと成績は上らないのです。
つまり、どんなに成績が悪くても、腐らずに勉強し続けること。
半年後には花を咲かせ、1年後にはぎりぎりで合格できる英語力をつけるつもりで、
「悪い成績に長く耐える力」
が、英語の苦手な人には必要になっています。
例えば、私事で申し訳ないですが私は浪人したての時の英語の偏差値は30.5でした。どんな模試でも、あるいは、問題集の予習でも、正答率は半分以下。下手すれば4分の1以下でした。
ですが私は腐りませんでした。なぜなら「腐ってたって、成績は上りません」から。
地道に耐えて、次からはできるように、正解が出せるようにと、必死に間違いをじくじく直して行きました。
そうした積み重ねの結果、間違いが少しずつ減りました。
4分の1はほぼ取れるようになり、それが3分の1、2分の1と次第に増えていきました。
「英語の正答率が今は悪いのは当たり前だ! 間違った問題ができるようにならなければ合格するわけがない。だから間違った問題をどうしたら正解になるのかをじっくり理解して覚えよう!」
としたものです。
これは「得意な人」の学習よりはるかに大変です。
なぜなら、例えば
「得意な人は、2割しか間違えない⇒2割だけ直せばよい」
「苦手な人は、8割も間違える⇒8割も直さなければならない」
2割を直す時間が1時間だとしたら、8割直す時間は4時間かかる計算です。
このように考えたらこの場合「苦手な人は、得意な人の4倍も勉強時間がかかる」のです。
「得意な人があっという間に直しを終える」のを横目に、あなたはその4倍の時間をかけて直さなけれならないのです。
悪い結果に悔しがりながら!
あなたにこの我慢ができますか? できれば成績は上がるでしょう。少なくとも半年後には。
ですが、この我慢ができなければ、成績は上りようがないはずです。
英語が苦手な人は「この我慢」が必要なわけです。よろしいでしょうか?
この続きは木曜日です。