苦手なりの受験英語(アルク版)

日本人は文法に詳しくないから英語が喋れない(9)

 今度は浪人時代の話。浪人時代は色々英語の学習をしましたが、とにかく最初に決めたことがありました。
夏休みまでに文法を完璧にしよう
ということを浪人したての時から決めていました。理由は「井川先生がそのようにおっしゃっていたから」です。

 井川先生こそ、偏差値40から1浪で早稲田に入った人でした。井川先生の真似をすれば受かるはず、と思っていたのです。
 そして「最初に予備校を選ぶときに「文法に力を入れている予備校かどうか」をチェックしました。当時の早稲田予備校は文法に力を入れていることを確認し、そこに入学しました。
 夏休みまで文法に重きを置いた学習をしました。夏休みに予備校の文法問題集を6回解きなおししました。おかげで文法だけはほぼパーフェクトになりました

 もちろん文法以外も色々やりました。単語熟語記憶を毎日していました。また特に英文解釈演習は沢山やりました。年間で150長文は読んだと思います。読み方はすべて「文法に則った読み方」でした。勘でなんか絶対読みませんでした。勘で読んだら、私の場合は100%誤読するのを知っていましたから。それは(文法を知らない・慣れだけで何とかさせられた)中学高校時代で、嫌と言うほど知っていました。

 要するに
中学高校時代は「文法の下地なしで英文を読んだ」(実際は読めてない)
浪人時代は「文法の下地の上で英文を沢山読んだ」(実際に正確に沢山読んだ)

という具合でした。だから、成績も上がり、合格もしたのです。この結果「私は英語ができるようになった」と自信をも持って言えるようになりました

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 ただ、まだ喋れるようにはなってないですよ。なったのはこの後、大学1年のときです。この続きは次回に回します。

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