苦手なりの受験英語(アルク版)

英語が苦手…「何からやれば良いのか」に答える!(3)

続きです。

英語が苦手な人が「何からやれば良いか」と問うと、

大概

(1)何事も楽しめることが大切です。
(2)何事も慣れが重要です。
(3)洋楽や易しい英文から慣れるのはいかがでしょうか?

という返事をもらう。

しかし

英語が苦手な人は「洋楽や易しい英文から慣れるなんて作業はとっくにやっている
⇒既にやっているのにできなかったら悩んでいる!!!

…ここまでが前回のお話でした。

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もう1つ大事な要素を考えましょう。

「【その『ありがたい?』アドバイス】の受け取り方」です。

英語が苦手な人は、このアドバイスどのように受け取るでしょうか?

実に都合よく受け取ってしまうことが多いのです。

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英語の苦手な人は、「洋楽や易しい英文から慣れる」…というのはとっくに実践して「失敗」し続けてきた…

しかし、周りからは

「洋楽や易しい英文から慣れろ!」

としか言われない…

すると、英語が苦手な人

・選んだ曲が悪いのか?
・選んだ英文が悪いのか?

 みんなもそう言っているし…

思いがちなのです。

おまけに!

洋楽や易しい英文から慣れましょう

と言われると

に思えてしまうのです。ここがポイント!!!
\(`へ´ )/=3

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例えば↓この2つのどちらがお好みのアドバイス?

(1)洋楽や易しい英文から慣れましょう
(2)この分厚い参考書をやりましょう。毎日やっても網羅には1年かかります。
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多くの人
(1)洋楽や易しい英文から慣れましょう
 ↑こっちを「気に入る」に決まっているんです。

過去にどんなに洋楽や易しい英文で失敗していても
過去に100万回失敗していても

(1)洋楽や易しい英文から慣れましょう

の方を「適切」と思ってしまうんです。適切と「信じたい」のです。

それは

したいから!!!

つまり「冷静な判断」よりも「楽な作業を選ぶ」のほうが「優先」されてしまうのです。
とても辛いから「楽」をしたいのです!

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この結果、また同じ失敗を繰り返します。
別の曲や別の易しい英文を探します。

  ↓

こうして、読み進められない「肥やし」が本棚に増えていきます。
そこのあなた! あなたもそうではないですか?

もちろん「過去の私はそうだった」のですよ…
「楽」したいかから、「楽」に思える教材を選んでしまったのです。

正直、今は「だまされた!」と憤慨しています。
よく考えれば「自己責任」ですが…。

過去の私は「いいカモ」だったと思います。
そこのあなたはどうでしょうか?

明日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。

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