苦手なりの受験英語(アルク版)

英語を喋りたくないって言ってるだろうが!(2)

さて、ではまず「なぜこんな話を書くのか?」というところから、話を始めましょう。
一見「受験英語と関係なさそう」ではないですか?

とんでもない! おおありです!

だって
英語が嫌いな中学生・高校生は、英語の先生に
君らだって英語をしゃべりたいでしょう?
とよく言われて、そのたびごとに「猛烈に腹立たしく思うからです。

私は「英語が嫌いな中学生・高校生」の味方です。私は「彼・彼女らの代弁」をしなければならないのです。そうすることによって英語嫌いの中学生・高校生は救われるはずです。(私が当時そう言われたらどんなに救われたことか!)

 つまり「日本人はみんな英語を喋りたいはずだ」という「大間違い」を思い込んでいる人を少しでも減らしたい(特にそういう英語の先生を減らしたい)のです。そうすることで、英語嫌いは救われるはず。私はそうしたいわけです。

本当に、本当に! 「英語嫌いは英語なんか喋りたくない!」のです。

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もう1つ、このテーマを書く「きっかけ」について書かせてください。

実は、雑談のログの1つ
 臨時雑談:雑誌「英語教育」に私の記事が載りました
  ↑この話の延長を書きたかったのです。

この雑誌のこの時のテーマは「英語を嫌う生徒にどう向き合うか」でした。(本当はこの雑誌の私の寄稿文を読んで欲しいです)

読んでくださった「英語駄目人間さん」から↓このようなコメントいただいたのです

>「英語が苦手な人でも英語を話したいと思ってる」
>「英語が嫌いな人も英語を話せればかっこいいと思ってる」

> 彼らなりにも試行錯誤を重ねたり、苦労なさってるのもまた事実のようですが、もっと根本的に考えを変えたほうがいいと思いました

 ↑これが英語嫌いな人が本当に「嫌だ! 不快だ!」と思っている局地の部分だと思ったのです。

私はこのコメントのお返事として

>ああ、このような「勝手な思い込みの話」を書きたかったですね。次回に似たような機会があったら、書きます

と約束したのです。

つまり、今がその機会なのです。英語好きな人の「勝手な思い込み」の話を今回書こうと思ったわけです。約束を果たしたいわけです。

というわけでこの続きは木曜日です。

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