今回のテーマ
「自動詞・他動詞」
自動詞とは何でしょう? 他動詞とは何でしょう? あなたはこれらの定義を正確に言えるでしょうか?
【定義】
自動詞:直後に目的語となる「名詞(相当語句)」を取れない動詞
他動詞:直後に目的語となる「名詞(相当語句)」を取らなければならない動詞
です。
さ〜て、こう言われてもピンとこないでしょう。では例。
といっても、私のブログをいつも読んでくださっている人にはおなじみの例です。
どちらが正しい英文か?
(1)I went the station.
(2)I went to the station.
正解は(2)。(1)は間違いです。これは went 、つまり go のルールなのです。
go は自動詞(直後に目的語となる「名詞(相当語句)」を取れない動詞)なのです。
went の直後に the station という言葉が来ています。the は「その〜」という冠詞(名詞のおまけにつくようなもの)なので、
⇒「went の直後には station (駅)という名詞が着ている」という状態です。
つまり
(1)I went the station. は
went + [the station(名詞)] …という英文です。
自動詞は【直後に目的語となる「名詞(相当語句)」を取れない動詞】。
go は自動詞のためこれは間違いになります。
でも、「私はその駅に行った」と言いたいですよね。どうすれば、そのように英語で言えるのでしょうか?
これは
「自動詞」の直後に「何らかの前置詞」をつけることで解決します。
これこそ↓
(2)I went to the station.
に他なりません。
自動詞(went)+ 前置詞(to)+ 名詞(the station)
となっています。
つまり、
「自動詞」の場合はその直後に「前置詞」をつけることで、その後ろに「(目的語となる)名詞」を置くことができます。
なお、今回は使う前置詞がたまたま to でした。このときどんな前置詞を使うべきか…これも苦手な人にとっては一苦労です。
別に、at とか on とかでもいいのでは? と苦手な人は考えてしまうのです。(ちなみに得意な人はこんなことは考えません。悩みません。得意な人は「このときは to に決まっているじゃねーか。アホか!」と思うはずです。ここが「得意な人と苦手な人との大きな差の1つ」です)
得意な人に聞きます。「なんで to とすぐ分かるんですか?」
得意な人なら⇒「そういうに決まっているからだろうが! アホか」と答えるでしょう。
でも苦手な人はそうは答えられません。なぜ to なのか?…これが分からないんです。なにせ何を隠そう、この私が分からなかったw 「なんで to なの? at とか on とか for ではなぜいけないの?」と悩みまくったものです。
苦手な人のためにお返事します。
なぜ go のあとに to がつくのか…
これは、一種の「熟語のようなもの」なのです。
go を使って「〜に行く」と言いたい場合、通常は to をつけて「go to 〜」と使うのです。お手元の辞書で go を引いてください。「〜に行く」は、必ず「go to 〜」と to が使われているはずです。
今回のように、「自動詞の後に(目的語となる)名詞をつけるときに使う前置詞」が気になった場合、苦手な人は辞書を引いてください。そこには必ず使うべき「前置詞」が書かれています。苦手な人は辞書を引いて必ず確かめるように!
以上が自動詞の説明になります。
お〜っと「自動詞」だけで説明が長くなってしまいました。今回はここまでにします。次回は「他動詞」について紹介します。次回は木曜日の更新です。
※実際は月曜日になりました。