今回は「修飾する part2」です。「修飾する part1」はこちら。できればいったんpart1を確認してください。
一応改めて「修飾する part1」でやった内容の確認をしましょう。
修飾するとは
⇒文中のある語(句)が、別の単語の意味を「詳しく説明する」こと
「名詞を修飾する品詞」が ⇒ 形容詞
「名詞以外を修飾する品詞」が ⇒ 副詞
というわけです。(形容詞と副詞の詳しい説明はそれぞれのリンクをたどってください)
以上でした。
今回のpart2では、「形容詞」と「副詞」以外のものの「修飾」について説明します。
「形容詞」や「副詞」ではないものが、単語や文を修飾することがとあるのです。それを紹介します。
というか、本当は既に説明し終えているんですけどね。
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【名詞を修飾するもので、「形容詞」以外のもの】とは、「形容詞句」と「形容詞節」のことです。ちょっと前にやったばかりですよ^^ 一応的まとめますと以下のようになります。
【名詞を修飾するもので、「形容詞」以外のもの】
→「形容詞句」
<1>分詞(句)が「名詞」を修飾(詳しくはこちら(13))
・現在分詞のパターン
(1)I know the running boy.(私はその走っている少年を知っている)[running が boy を修飾]
(2)I know the boy running in the street.(私はその通りを走っている少年を知っている)[running in the street が boy を修飾]
・過去分詞のパターン
(3)I know the kicked boy.(私は蹴られた少年を知っている)[kicked が boy を修飾]
(4)I know the boy kicked by her.(私は彼女に蹴られた少年を知っている)[kicked by her が boy を修飾]
<2>前置詞句が「名詞」を修飾
Many people don't know the meaning of this word.(多くの人々はこの言葉の意味を知らない)[of this word が meaning を修飾]
<3>不定詞(句)が「名詞」を修飾
He has the ability to speak English well. (彼は英語上手く話す能力がある)[to speak English well が ability を修飾]
→「形容詞節」
関係詞(節)が「名詞」修飾
I know the girl that he loves. (私は彼が好きな少女を知っている)[that he loves が girl を修飾]
ここまでよろしいでしょうか?
では続き。
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【名詞以外を修飾するもので、「副詞」以外のもの】とは、「副詞句」と「副詞節」のことです。ちょっと前にやったばかりですよ^^ 一応的まとめますと以下のようになります。
【名詞以外を修飾するもので、「副詞」以外のもの】
→「副詞句」
<1>分詞(句)が「文全体」を修飾(全て分詞構文。詳しくはこちら[長い&難しい])
・現在分詞のパターン
Reading a book quietly at night, I feel very happy.(本を静かに読んでいるとき、私はとても幸福だと感じる)[Reading a book quietly at night が I feel very happy という「文全体」を修飾]
・過去分詞のパターン
Killed by him, she was 18 years old.(彼によって殺されたとき、彼女は18歳だった)[Killed by him が she was 18 years old という「文全体」を修飾]
<2>前置詞(句)が動詞や文全体などを修飾
The accident happened on September 13, 2000.(その事故は2000年9月13日に起こった)[on September 13, 2000 が happened を修飾]
<3>不定詞(句)が動詞や文全体などを修飾
To speak English well, he needs more practice. (英語を上手く話すために、彼はもっと練習が必要だ)[To speak English well が he needs more practice という「文全体」を修飾]
→副詞節
<1>接続詞が付いている節が、「文全体」を修飾
When I read a book quietly at night, I feel very happy.(本を静かに読んでいるとき、私はとても幸福だと感じる))[When I read a book quietly at night が I feel very happy という「文全体」を修飾]
<2>複合関係代名詞や複合関係副詞が付いている節が、「文全体」を修飾
Wherever he may go, his dog follows him.(彼がどこへ行こうとも、彼の犬は彼の後を追う)[Wherever he may go が his dog follows himという「文全体」を修飾]
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という具合です。英文解釈の授業や参考書で【修飾する】という言葉が出てきた場合、そのほとんどのケースがこの「part2」のような使われ方のはずです。それぞれどういう構造になっているか、ぜひともよ〜くチェックしてください。
次回は木曜日の更新です。