苦手な人向け:辞書に書いてあるもの(その6)
自動詞に続く前置詞
ここらへんに詳しい話が載っていますが、
自動詞の場合、後ろに前置詞をつけて、その後ろに目的語(正確には前置詞の目的語)をとるものは多いのです。
例えば succeed は通常は自動詞なので、
succeed + 前置詞 + 名詞(前置詞の目的語)
という形で普通使います。
<succeed に続く前置詞>はなんでも良いわけではないです。succeed の場合は、 in か to に決まっています。
しかも、suceed の場合は、in か to で意味まで変わってしまうのです
succeed in ~ 「~に成功する」
succeed to ~ 「~の後を継ぐ」
になるのです。
辞書によってはこれらが「熟語」として載っているかもしれません。しかし大方の辞書には、熟語としてではなく、単語の意味の横に前置詞が書いてあるだけだったりします。
例えば、旺文社のサンライズ系の辞書なら
(1)(…に)成功する、うまくいく、合格する(⇔ fail)《in》
(2) 後を継ぐ、(称号・財産・事業などを)相続[継承]する《to》
といった形で「in」や「to」が書かれています。
でも、ここでちょっと、お立会い。succeed の場合、どうやら《in》や《to》を使うっぽいのは分かった。でもイマイチ<どう使われているか具体的に分からない>と思いませんか?でも実はその具体例まで辞書には載っています。その話は次回にしましょうか。今回はここまでです。
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