苦手なりの受験英語(アルク版)

辞書の使い方(9)

今日からは「使い方」に行きます。

まず最初にきちっと確認したいことがあります。

私の意見
「英語が苦手なことに自信がある方は、分からない単語があったらそれを片っ端から辞書を引くべきである」ということです。

こう書くと1部の得意な方から↓このような意見を必ずもらいます。

「辞書などなるべく引かずに済ませるべきだ。そのほうが手間が省ける。類推力もつく。引くなら英英辞典を引くべきだ。そのほうが正確だ。だいいち俺はそう

やって実力を上げたのだ。だからこの方法に間違いはないはずだ!」

別に否定しません。英語のセンスあふれる人ならば

しかし「苦手と自覚する人」は、全く逆効果であると思います。

大体ですよ。英語が苦手な人は辞書をなるべく引きたくないに決まってますよ。英語など見たくもないんだから。めんどくせー! なるべく引かないで類推したいししてますよ。

既に今までそうやって過ごしてきたのですよ。つまり得意な人がよくおっしゃる「辞書などなるべく引かずに済ませる勉強法」をとっくに実践してきているのですよ。

その結果はどうでしょう?

残念ながらは我々の場合成績は全く上がらず、むしろ下がって苦しみまくっていないでしょうか? それが何よりの証拠です。類推なんか当たった試しがない。

要するに「英語のセンス」がある人はそれができてセンスがない人はできないのです。運動能力と同じです。100メートルを100人で走れば絶対に同タイムで100人が同時にゴールしないでしょう? 我々は残念ですが、英語的センスが乏しいのです。

だからセンスが乏しいことに自信があるなら引くべきです。分からなかったらどんな些細な英単語でも片っ端から引くべきです。辞書で単語の意味を全部明らかにしたって、我々は意味を間違えるのですから。。。。

続きは木曜日です。

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