苦手なりの受験英語(アルク版)

高校の英語の授業を英語でしたら...(1)

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The poor English learners in high school never listen to any great English teacher who teaches them English in his class ONLY IN English, as you never read one English sentence like THIS.

今回から、新シリーズ「高校の英語の授業を英語でしたら」をお送りします。

高等学校の英語の授業を、日本語を使わず英語で行おう、という動きが昨年発表されました。その直後、このブログで1名の受験生、iKnow!のフレンドから1名(既に受験を終えている社会人)から、連絡をもらいました。内容は概ね同じものです。それは以下でした。

「英語で行う英語の授業について意見をください。何らかの形で意見を発表してください」

というものでした。両者とも、もともと英語が苦手だった方です。お二人とも私に求めているものはすぐに分かりました。それは

「反対意見を発表してください!」

というものです。お二人とも「英語で行う英語の授業」に賛成なら、私に意見を求めるわけがありませんから。

英語が苦手な受験生が「英語で英語の授業をして欲しくない!」という実感になるのは当然です。それに加えて、受験を終えられた社会人の方が「英語で英語の授業をしてほしくない!」、「反対意見を発表してください」、という依頼をしてくださいました。彼はもう高校で英語を習うことがないのに、それでも反対して欲しいわけです。彼は自分の高校時代を思い出し、英語で英語の授業をされた場合の『無意味さ』や『嫌悪感』を想像されたのかもしれません。

 本当に「英語で行う英語の授業」が高等学校で行われるかどうかは分かりません。ただ、実際ごく一部の私学では既に行われているでしょう。ということは、本当にそうなる可能性は高い、と言わざるを得ません。

私の見解は以下です。

 もし実際に、高等学校の英語の授業を英語のみで行われれば...

英語が苦手な人は高校で英語を学ぶ機会を完全に失うだろう。
もしかしたら、苦手な人のみならず、平均以下の学生すべてが高校で英語を学ぶ機会を完全に失うだろう。
その結果、高校生全体の英語力を下げるだけの結果にしかならないだろう。
その結果、日本にますます英語が普及しないだろう

「高等学校の英語の授業を英語のみで行う」とは「現場を知らぬ偉い人の妄想(ファンタジー)」である。

というものです。なぜそうなるかについて、今後数回に分けて連載しようと思います。
まずは、「現場を知らぬ偉い人の妄想(ファンタジー)」についてから話を始めようと思います。
この続きは、月曜日です。

明日は、いつもの文法放送です。

あ、文頭に英語を書いたっけ。一応意味を書いておきますね。↓

「高校の英語が苦手な英語学習者は、どんな優れた英語教師の授業でも、英語だけを使った英語の授業ならば、その話を聞かないだろう。あなたが「この英文」を読み飛ばすのと同様に。」

(↓目次はこちら)
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