苦手なりの受験英語(アルク版)

What を克服せよ!(10)

前回までが大変大事です。前回までの知識が「関係代名詞 what」を理解する上で必要なことになります。

では、ここらがいわば「本番」です。

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次の英文の意味を答えなさい。

She didn't believe the thing which I said.

ヒント
:thing の意味は「こと」です。
:said(say)は他動詞です。

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まず、which の正体を見破りますsaid は他動詞なのに、右に目的語がないですよ。
つまり、

She didn't believe the thing which I said.

という下線を引きます。
下線部に<目的語>がないですよね。

で、先行詞は the thing は「」。
したがって、ここで使われている which は「関係代名詞の which」です。

She didn't believe the thing (which I said).
という括弧をつけましょう。

そんで…

She didn't believe the thing
(ここまでの意味で)
⇒「彼女は「そのこと」を信じなかった」

そして、プラス

I said the thing.
⇒「私は「そのこと」を言った」

だから
She didn't believe the thing
 +
I said the thing.

これで意味が分かったかな?

She didn't believe the thing which I said.
の訳例の1つは
「彼女は、私が言った「こと」、を信じなかった」です。

ここまで理解できますか?

ではでは↓の意味は分かりますか?

She didn't believe what I said.

さあ、what がでてきましたよ。
この解説をしたいところですが、これは次回に回しましょう。
この続きは月曜日です。

明日はいつもの文法放送です。

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