苦手なりの受験英語(アルク版)

受験と単語帳と覚え方(24)

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「受験と単語帳と覚え方」の最終回です。

私がこの問題でもっとも危惧していることがあります。

それは「意見を言う側」の問題です。

世の中に数限りなくある単語帳の冒頭などに書いてある「はじめに」とか「使い方」のようなページの説明をみてみましょう。数十種類の単語帳のそれぞれに「この本が1番良く、この本の覚え方(活用法)が1番効率が良い」とそれぞれ別個の方法が述べられています。(それが本当ならそれぞれの本ごとにやり方違うのはなぜなのでしょうか?w) また中には「自分の方法がもっとも効率が良い理由」として「科学的?」な根拠も書いてあったりします。(その割には全員この方法でやっていないのはなぜでしょうか?w) また「これがもっとも多くの人に支持されるやり方だ」などと書いてあるものもあります。(多数決で効率の良い方法が決まるのでしょうか? 仮に100人中99人がAという方法が良かったとしても、残りの1人にとっては最悪の場合があるではないでしょうか? それでもその人はAのやり方をしなくてはならないのですか?

でも実は、本人にとってはその主張は正しいのです。本の作者、または「こう覚えたほうが良い」と意見を言う英語が得意な方にとっては、「自分がやった方法が一番効率が良いのは間違いない」のです。自分の感覚に合わないをやり方をどうしてもやりにくいと感じるからです。

だから問題になると思っています。

学校や塾の先生、英語が得意な人、といった方々が「自分の覚え方以外を認めない、自分の方法が最良だからをお前も使え!」と「どうしても自分の感覚を押し付けがちになる」......という現状が1番の問題点だと思うのです。(ここここを参照。私もかつては押し付けた!

しかし学習者側にとっては別の感覚なことが十分ありえます。私のように正反対の場合もあります。学習者側にすれば戸惑うし、場合によっては怒り狂いますw。 また先生方にも微妙に方法の差があって、各々が「自分の方法が1番」と別々の方法を提示することもあります。それによってもますます学習側は戸惑うことになります。これが最大の問題だと私は考えています。

だから指導者側は、「自分のやり方」を押し付けず、「色々な方法を提示する」べきではないかと私は思っています。

私がサイトを作ったとき、それを念頭におきました。単語の覚え方を押し付けないように注意しました。私は語呂あわせで単語を覚えましたが「単語の覚え方」を説明するページのタイトルは
 × 必ず語呂あわせで覚えよう
 ○ 自分なりの単語の覚え方を見つけよう

なのです。また、語呂の説明の前には「以下は私がやった方法である。あなたにこの方法が一番良いとは限らないゾ!」と注意書きが入っています。(確認

それでも「語呂あわせしか紹介してないじゃないか!」と言われると思い、別個に「単語の覚え方」というページを作りました。数種の別の覚え方を提示しています。なおまだまだアイデアは欲しいので現在でも皆様から覚え方を募集しております。m(_ _)m

ちなみに↑この中には「『速単』の面白い使い方」も書いてあります。「私は文脈では覚えにくいが、文脈で覚えるほうが効率が良い人も大勢いるはずだ」と思い、(私とは感覚の異なる)"そういう人"のために速単の活用法も紹介しているのです。
他の覚え方は今回ここでも少し紹介しました。また語源でも覚えやすい人もいるでしょう。そういう方は松澤喜好先生制作、スペースアルクの「語源辞典」をどうぞ!(無料で使えますよ! 松澤先生もアルクもすごい!)

一方、単語を覚える学習者は、指導者からなんと言われようと「色々自分で試して、自分にとって一番上手くいくと感じる単語帳や方法で覚えるべきだ」と思います。(指導者側は自分に当てはまらなくてもそれを認めてあげるべきです)

そして、学習者が英語がいずれ得意になり、指導したり、意見を言う立場になったとき気をつけることがあります。私もやってしまったように「私の覚え方が1番効率が良いはずだ! だからお前も私のやった方法で覚えるべきだ!」と自分の感覚を押し付けないことです。他人にとっては違うかもしれないのですから。

以上でこの長いシリーズは終わりました。皆様いかがでしたでしょうか?

 

 

 

 

 

次回は(木曜日)の更新予定です。疲れたので雑談を入れましょうw

なお次の金曜日から「無料文法動画放送」が再開します。こちらもよろしくお願いします。

次の新しいシリーズは「単語の類推について」を予定しています。(3~5回ぐらいの予定です。短いなw)
土曜日からです。どうかよろしくお願いいたします。m(_ _)m

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