苦手なりの受験英語(アルク版)

学校の成績の上げ方実践例(6)

 今回はシリーズ6回目です。中2で英語の点数10点しか取れなかった私の姪が、高2の現在では98点を取り、学年4位の点数を取得自主的にシャーロック・ホームズの原書(英語版)読もうとするまでになった話をしています。私が姪を教えるようになってあらの記録は既にtwitterで順次つぶやいてきました。先に過去3年分のツイートをご覧になりたい方はここをご覧ください。そこには既に姪関係のつぶやきのみをまとめてあります。

今回のテーマ
英語に対する興味がない

・該当のつぶやき

2011年10月21日(金) 00:36
中2姪英語教室:now(ナウ)、young(ヤング)、old(オールド)、nice(ナイス)、winter(ウィンター)、enjoy(エンジョイ)、study(スタディ)...などは「姪が意味を知らなかった単語」の例。「読めない」のはまだしも「聞いたこともない」そうだ。

2011年10月28日(金) 00:20
中2姪英語教室:this, that, but, world, plan, gave, read, how ... 以上、今日の授業で、姪が読めなかった単語。もちろん意味なんか知ってたわけがない。もっと難しい単語ももちろん読めないし意味も分からない。それでも今日も4時間も頑張った。

2012年5月30日(水) 21:14
中3姪英語教室:俺が姪でも絶対読めると思った例文を姪に読ませた。⇒俺「I love you ←を読め!」 姪「アイ 【リ】ブ ユー」  姪は「アイラブユー」も言えない

2012年9月12日(水) 21:32
中3姪英語教室:姪は英語で「どうもありがとう」と言えないことが判明した。こう言っていた⇒「サンキューベリー【マーチ】」 要するに much をずーっと【マーチ】と今まで読んでいた。しかも俺が「マーチじゃない!マッチだ!」と言うと、姪は「えー!?どこが違うの?同じじゃん」と主張した

2012年9月28日(金) 20:28
中3姪英語教室:今日の姪は thank you が読めなかった......発音できなかった...... (何度も言うが中3。5ヶ月後は高校受験なんだ......)

2013年1月17日(木) 11:46
中3姪英語教室:俺「"おはよう"を英語で言えるか?」 姪「エブリ モーニング?」 俺「ちゃうわ! グッド モーニング! モーニングの意味はわかるか?」 姪「朝?」 俺「そう! じゃあ"今晩は"の英語は?」 姪「それが"エブリ モーニング"か!^^」 俺「...」

・姪の症状
英語に興味がない。
ご覧のように、割りと常識的に知られていそうな英単語や会話表現ですらだめである。ちなみに最後の「グッドモーニング」が分からなかった話は、中3の受験直前期(1月17日)の出来事だ。

・対策
普通に勉強として学ばせるだけ。

 私は間違っても「会話なんだから覚えろ!」とか「覚えやすいはずだ」などとけっして言わなかった。だって既に覚えていないんだ。姪にとって覚えやすいはずがない。姪にとっては「覚え難いはず」なのだ。

 それから、私が絶対に言わなかった(言えなかった)は「少しは英語に興味を持て!」というセリフである。だって私自身が英語に興味がない私(マウスバード)は英会話が1番嫌いだ。だいたいそもそも、やってて嫌なものに「興味を持て!」と言われたって、興味を持つわけがない。例えば、もしあなたが嫌いな数学やなんかに「少しは数学に興味持て!」と言われたとしよう。少しでも興味を持つだろうか? それと同じである。その代わりに私は姪に「興味なんかこれっぽっちもなくてもやらなければならない、学校の科目なんだから」とは言ってきた

 あ、そうそう、↑このように私が「某人物」に言ったら、
 ↓こういう返事が返ってきた。

「それは親が悪い。小さい頃からの教育が悪かったね。幼い頃から英語に興味を持たすように、教材で英語教育をすれば良かったんじゃない? そうすれば英語に興味を持ったはずだよ。アルファベットも苦にしなかっただろうし、会話表現も覚えてたはずだよ^^」

 ↑これを聞いた私は大爆笑した。
 私はすかさず↓次のツイッターのログを見せた。

2011年11月22日(火) 11:43
中2姪英語教室:相変わらずthis も that も読めない姪は3歳頃、親が100万円近い金を払って、英会話教材(主にCD。他、電話による会話練習)などをやっていたことが判明した。 えー えー えーと...。

 興味なんか微塵も関係ない。英語を学習させるために「学校の科目だから」としか私は姪に言っていない。それで姪はちゃんと英語の勉強する

2012年1月30日(月) 14:24
中2姪英語教室:俺の頃の英語教師は「お前が大人になる頃、英語は必要になる」と言ってた。こういう「願望」を「事実」のように、今でも英語教師たちは言うんだろうな。/姪「なぜ英語なんか勉強しなきゃならないの?」俺「学校の科目だから。以上」←こう答える。すると姪はちゃんと英語を学習する。

今回はここまで。今週の金曜日はいつもの文法放送。この続きは来週の月曜日です。

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