「高校3年進級時」編の後半です。
前回のラストで、高3の英語が出来ない生徒は
こう↓し始める、と書きました。
(1)英語の成績が優秀な友達が行っている塾に行こうとする。
(2)人気のある参考書を探そうとする。
(3)何でもいいから「なるべく楽そうな」塾に行こうとする。
で、(3)の方には私には処方箋はない、と書きました。
今日は(1)と(2)の方への処方箋を用意する回です。
処方箋の前に
(1)英語の成績が優秀な友達が行っている塾に行こうとする。
(2)人気のある参考書を探そうとする。
のおかしな部分を軽く指摘しておきましょう。
(1)英語の成績が優秀な友達が行っている塾に行こうとする。
⇒たぶん、あまり意味がないと思います。
一概には言えませんが
成績が優秀な人が行っている、ということは「それなりにレベルが高い」塾だということです。あなたにはレベルが高すぎる! もっと前の段階でつまづいているはずです。極端な言い方をすれば、「幼稚園生が東大で勉強しているようなもの」です。授業内容の理解はできっこないと思います。だったら意味がない。
(2)人気のある参考書を探そうとする。
⇒たぶん、あまり意味がないと思います。
一概には言えませんが
人気がある参考書、ということは「それなりにレベル人が薦めているレベルの高い人向け」の参考書だということです。あなたにはレベルが高すぎる! もっと前の段階でつまづいているはずです。
極端な言い方をすれば、「幼稚園生が東大のテキストで勉強しようとしているようなもの」です。本の内容の理解ができっこない&続かないと思います。だったら意味がない。
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(1)の方への処方箋
成績が優秀な人が「行っていない」塾を探しましょう。成績を上げてくれる塾を探しましょう。
レベルにあった授業をしてくれる先生を探して、その授業についていくように頑張りましょう。
この辺も参照ください。
(2)の方への処方箋
成績が優秀な人が「薦めていない」参考書を探しましょう。評判ではなく自分の目で見つけましょう。
レベルにあった参考書を探して、慌てずに、ゆっくり着実な力をつけるように頑張りましょう。
この辺もご参照ください。
(1)にも(2)にも当てはまる人が多そうな気もしますが…
文法と単語覚えを少しずつ着実にやって行きたいです。これが中々難しい。学校の宿題などをやりながらは本当に大変だと思います。
どうあっても「変に中途半端になってしまう」
のがこの高3から頑張るタイプの特徴です。
・単語だけでも頑張る
・熟語だけでも頑張る
・文法だけでも頑張る
として、受験期(2月)を迎えていると勝算が少しは見えてきます。
ですが、100人いたら99人が「中途半端に終わってしまう」と思います。
先生や友達などと相談しながら、うまくペースを作って学ばれることを祈ります。
続きは木曜日です。