前回のお話
大学の英語部の仲間は英文法を知らない、分からない、嫌がった。
にもかかわらず、文法を踏まえたような和訳が作れる。
私より美しい訳例を「ポーン」と出せる。なぜなのだ?
私は率直に仲間に聞きました。
答えは↓こうです。
「なんとなく」
逆に聞かれました。
「おまえはなんでそんなに文法に詳しいの?いいじゃん知らなくたって」
「なんでそんな余計な知識知ってるの?」
文法を「余計な知識」と言われました!
愕然としました!
なぜなら
・私は「文法のお陰で得意になった」
・文法が分からなければ英文など読めるわけがない。
・余計どころか必要だ!
と思っていたからです。
つまり、こういうことが言えるのではないでしょうか?
英語が好きで得意な方は最初から文法を知らなくても英語ができる。
英語が嫌いで苦手な人は、文法を知らないと英語ができない。
最初に私が例に挙げたお話を思い出して下さい
足の速い人はなぜ速いのでしょう?
速くなる方法を実践したから速くなったのでしょうか?
最初から速かったのです。彼らは足が速くなる方法など最初から知らないのです。
(英語が最初から好きな人は英文の意味が「なんとなく」分かるの同じです)
足が速い人は…
「速く走る方法」を知っていてもいいのでしょうが、
知らなくても速く走れるなら
「速く走る方法」を身につけるのに時間がかかるなら…これは「余計」と言えなくもない
しかも英語の場合、文法を身につけるのは物凄く時間がかかるのです。
だから英語が最初から得意な人にとって、文法は「余計」以外の何物でもないと感じられるのではないでしょうか?
これが「英語が苦手な人にとって、とんでもない「障壁」なのがお分かりでしょうか?
普通、(普通ですよ)英語の先生になる人はどういう人でしょうか?
「英語が好きな人」で「英語が得意な人」…
もっと言えば、「文法を知らなくても英文を読めてしまう人」ばかりではないでしょうか?
学校で文法を率先して教えてくださる英語の先生はどれくらいいるでしょう?
物凄く少ないと思います。「余計」な知識を教えたがる先生はどのくらいいるでしょう?
●ということは普通に学校で英語を習うとどうなるか?
「英語好きな生徒」は成績は上がります。
文法を教わらなくても!
「文法を教わらなくても、知らなくてもカンで答えが分かってしまう。英文の意味はわかってしまう」からからです。
(なんとなく分かってしまう)
しかし
「英語嫌いな生徒」は成績はまず上がらない、
文法をしっかり教わらないこと多いから!
「文法を知らないためカンで答えると間違ってしまうし、英文の意味はわからない」のです。
(参考)
したがって
英語好きな人ばかり成績が上がり、嫌いで苦手な人はいつまで経ってもなかなか成績は上がらない…
現状はこうだと私は思います。
私は、浪人時代、文法やったら、嘘のように成績が上がりました♪
(ここを見ている得意な人は「そんなバカな~」と思うかもしれませんね。
でもそうなんです。)
英語が苦手な人は、得意な人がやらない「文法」をやる必要がある、
にもかかわらず、普通の先生は必要性がないので、その必要性が叫ばれない現状がある
というのが私の主張なのです。いかがでしょうか?
次回は月曜日に更新します。
来週もテーマを作り、3回シリーズにします。
予告テーマ
「英語嫌いな人を英語好きにさせようとする世の中にある試みはおかしいとしか思えない」
キーワードを先に発表しておきましょう。
「数学の問題は解けないけれど、数学って楽しい~大好き♪」という人はいるだろうか?
じゃあ
「英語って読めないし、意味が分からないけど、英語って楽しい~大好き♪」という人はいるでしょうか?
m(_ _)m
シリーズ「英語嫌いな人を英語好きにさせようとする世の中にある試みはおかしいとしか思えない」
の第1回目はこちら