苦手なりの受験英語(アルク版)

過去問の使い方(7)

前に戻ってこの3つのデータの利用法を考えましょう。

(A)制限時間で解いた場合
(B)時間無制限で解いた場合
(C)辞書や参考書を駆使して解いた場合

(A)が実際の試験場の結果ですよね。ここが既に良ければ、あなたは英語が苦手なはずはないので、ここではここが極めて良くなかったと想定します。別に気に病むことはありません。まだ試験前なのですから、ここから実力を身につければよろしい!
(B)で良い点数取れていれるとします。そうならシメタもの! 後は「如何に速く解くか」ということになるでしょう。速読の技術を身につけたり、解く順番を考えたり、といったことを考えれば良いと思います。
ただ実際、英語が苦手な人は(B)でも合格点から程遠いと思います。少なくとも私はそうでしたなあ〜。どこで点を獲得できていなかったのか、探しましょう。そこが弱点です。
(C)でも点数が取れていないところが、最大の弱点です。
以上のデータをそろえましょう。

こうすることでで弱点がよく見えてくると思います。それを目安にそれ以後「弱点補強」の学習します。弱点を埋める学習を続けるのです。一朝一夕で治るような弱点ではないはずです。2、3ヶ月以上の時間を費やして、じくじく弱点を補いましょう。そうやって、12月までがんばりましょう。

12月になったら、またもう1年分を解きましょう。そのときは前回同様
(A)制限時間で解いた場合
(B)時間無制限で解いた場合
(C)辞書や参考書を駆使して解いた場合

のデータを取るんですよ。それぞれどの程度、差が縮まったかを確認します。
このとき(B)で欲しいだけの点数が取れていると良いんですけどね〜。そうであればシメタもの! 速くすることを考えれば良いわけです!
取れていなかったら、大急ぎで弱点の補強をします。弱点も絞れていると思いますから、そこを集中的に学習します。

そして、センターならセンター直前、本試験なら本試験の「1週間前」に過去問を同様に解く⇒データ収集をする。
満点なはずはないので、間違った部分(弱点)をあと1週間かけて集中的に学習して補強に努めましょう!

そして
「前日」に解く(このときは、前年度の問題が良いのではないでしょうか)
(A)の段階で良い点を取れていると「良い」感じなわけです。

過去問は、「自分の弱点」「合格するために必要な部分」を見つけてくれるように、上手く活用するべきだと思います。ためしてみてくださいね!

以上でこのシリーズはおしまいです。シリーズが終了したので次回は雑談ですね。月曜日に雑談をします。
このブログは1日おきの連載だから、次回のシリーズは水曜日からになります。お楽しみに〜

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