では続き。
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問題
( )に that 以外の適切な英単語を必ず入れなさい
(6) She lives in a house( )I lived in.
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これも解答は後回し。解き方(苦手な人用)の説明をします。
(6) She lives in a house( )I lived in.
★まず( )の右側を先に見ます。
今回で言えば「I lived in」を先に見ます。
★大概の人は( )の左(つまり、a house)を先に見てしまいます。これを止めてください!
今、先に a house を見ませんでしたか? ダメです!
先に見るのは、( )の右側(I lived in)です。よろしいですか?
最初のうちは( )の右側にアンダーラインを引きましょう。
(6) She lives in a house ( )I lived in.
↑こんな感じです。
アンダーライン↓の部分ですが
I lived in
これは「変」でしょうか? 「変」ではないでしょうか?
これは変なんですよ。
本来は、
I lived in ●(何か) ←という形で、
「私は●に住んでいる」←という意味であったはずです。
実は「I lived in」ときたら、この直後に何か欲しいのです。
つまり、例えば
I lived in a house.(私はある一軒の家に住んでいた)とかこんな感じで、in の右に何か欲しいのです。
I lived in. …このままだと、私はどこに住んでいたのか分かりませんw。
ところで、こうした「ないもの」の正体ってなんでしょうね?
ここで、第7回の知識が生きてきます。思い出してください。
--<↓引用、ここから↓>-------------------------------
【自動詞の後に目的語を取る例】
今度は↓を見てください。
(3) I looked at the book.(私はその本を見た)
・和訳例に「私はその本を見た」と「を」という言葉がありますね。
・「〜を」の「〜」に当たるのは「(the) book」((その)本)ですね。
・book は名詞ですね。
したがって、
★[the book]は、目的語
という分類になることが分かります。
---<↑引用、ここまで↑>------------------------
例えば
I lived in a house.であれば、 [a house] は目的語ですね。
しかし、今回は
I lived in. …ここまでで終わっている。
つまり↑は「目的語」がない!
(6) She lives in a house ( )I lived in .
↑これですが、
本来あるべき「目的語」を●という記号で表してあげましょう。すると
(6) She lives in a house ( )I lived in ●.
↑下線部には目的語がない
となります。
ここまでよろしいでしょうか?
ここまで終わったら、ようやく( )の左を見ます。
( )の左は a house ですね。
そうしたら↓この表を見てください。どこかで見たような表だと思います。
(A) (B) | 主格 (主語がない) | 所有格 (所有を表す語がない) | 目的格 (目的語がない) |
人 | who | whose | whom |
物か動物 | which | whose (of which) | which |
↑この表の(A)は最初に見たほうを表します。
…→「目的語がない」ですね。
次に表の(B)を決めます。
…→a house は「物」の分類に入りますね。
(A)=目的語がない
(B)=物
これに当てはまるものを探すと…which になりますね。これが正解になります。
つまり、
(6) She lives in a house (which)I lived in ●.
が正解になります。
いかがでしょうか?
ポイントは
★まず( )の右側を先に見ます。
という部分です。
ここで、(5)と(6)を比べてみましょう。
(5) She lives in a house(where)I lived.
(6) She lives in a house(which)I lived in ●.
( )の右側が大事だ、ということが分かるでしょうか?
左側は同じなので、右側で、where か which が変わってしまうのです。
ここまでが、概ね、関係詞の基本ですが、まだいくつか大事なことを省いています。
その「大事なこと」は、得意な人は気づいていないことです。
それについては次回説明します。
明日はいつもの文法動画です。次回は月曜日の更新予定です。
(↓目次はこちら)