苦手なりの受験英語(アルク版)

英語指導者と数学と理科(4)

●一部の英語教師は「3までの数字」も数えられない

 が「三単現」について中学生に某学習掲示板で語っていたときのことである。某英語指導者が私に割り込んで、こう書き込んだ。

 某英語指導者:「1人称、2人称、3人称って言い方、難しくないですか?

私は口をアングリと開けた。「こいつは「普通の中学生は3まで数えられない」と思っているのか? 少なくともこいつはそうだったのか?」と思った瞬間だった。そして彼は続けざまにこう書き込んだ。

「私はこう教えています。【主語が I ,we, you 以外のときは、s が付くよ。be動詞だったら is】。どうでしょうか? これなら「三単現」なんて難しい言い方が必要ありません。^^」

頭にきた私はこう反論した。

 私:「じゃあ主語が they や people のときは s が付くのですか?

返事はなかった。

私はこのときこう思った。
英語指導者の中には3まで数えられない人がいる。少なくとも数えにくいらしい。こいつらはまともに小学校教育を受けたのだろうか?
と。10までは小学校1年生で数えられるはずであるので。

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要するに、多くの英語教師は「数アレルギー」なのだ。数字を見るだけで不快。数字を見たくない。
数アレルギー」になってしまったこと自体は「当人には」仕方がないことだと思う。
こういう英語教師が「だから人類はみな数字が嫌いなはずである」と考えることが問題である。

そう考える彼ら
⇒センター試験や教科書で、科学や数学を困難なものにしたがり、
⇒自分が如何に数学が嫌だったかを表明し
⇒3までの数字でも数えにくいことを恥ずかしがりもせず公表する

のである。

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「数アレルギー」の彼らに、私からお願いが1つある。

私を含め、英語嫌いは「英語アレルギー」である
・アルファベットが不快で不快でしょうがない。見たくない。
・英会話が嫌い
・洋楽が嫌い
・英語が聞こえるのが最も不快
なのである。

これを「仕方がなこと」と認めていただけないだろうか?
英語を好きなれ! とか なぜ英語を楽しもうとしないのか?
 などと言わないでいただきたいのだ。

あなたの場合で置き変えれば
数学を好きなれ! とか なぜ数学を楽しもうとしないのか?
と言われたくないでしょう。違いますか? それと同じ

ここに「数アレルギーとアルファベットアレルギーの違いがはっきり分かるページ」があります。ぜひ見てください。

極度な英語アレルギーでも、私のように「英語が得意」にはなれる。得意になれば、英語好きになるかもしれない。そういう具体例はあります。そうすれば、あなたがたの好きな英語の普及につながるのではないでしょうか?

今回のシリーズは以上です。
金曜日はいつもの文法放送。来週の月曜日は雑談を1つ入れます。
新シリーズは来週の月曜日から始めます。

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