今回は「that識別表」で
(24)it is 〜 that …, あるいは it was 〜 that … の強調構文で使われた that である。この場合「that だけの意味」を訳出することはできない。
になったケースを詳しく紹介します。
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【強調構文で使われる that】
レベル中。 高校で習うはず。出現頻度は5%くらい。強調構文は出現すると、初学者には意味を取りにくく、設問になりやすい。
【強調構文】は『主語』『目的語』『副詞句』『副詞』といった『部分』を強調したい場合に使用する構文である。
じっくり見れば分かるが、これは「英語が苦手な人こそ『面白い!』と思える構文」である。
英語が苦手なみなさん、よ〜〜〜くご覧あれ!(^^)♪
★【強調したい部分】を< [it is]と[that]の間>に入れる。(過去時制の時は it was にするのが原則)
そして残りを最初の順番どおり並べる。
例・↓元となる英文
Mike met Miyuki in this room yesterday.(マイクは昨日この部屋でみゆきに会った)
●主語を強調したい場合
[it is] 『主語』 [that] V〜. にする。(過去時制のときは was が原則)
Mike met Miyuki in this room yesterday.
↑
Mike がこの文の『主語』。これを強調したい場合、以下になる。
⇒・It was Mike that met Miyuki in this room yesterday.(この部屋で昨日みゆきに会ったのはマイクだった)
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●目的語を強調したい場合
[it is] 『目的語』 [that] SV〜. にする。(過去時制のときは was が原則)
Mike met Miyuki in this room yesterday.
↑
Miyuki がこの文の『目的語』。これを強調したい場合、以下になる。
⇒・It was Miyuki that Mike met in this room yesterday.(この部屋で昨日マイクが会ったのはみゆきだった)
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●(前置詞による)副詞句を強調したい場合
[it is] 『(前置詞による)副詞句』 [that] SV〜. にする。(過去時制のときは was が原則)
Mike met Miyuki in this room yesterday.
↑
in this room が前置詞句(役割は副詞句)。これを強調したい場合、以下になる。
⇒・It was in this room that Mike met Miyuki yesterday.(昨日マイクがみゆきに会ったのはこの部屋だった)
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●副詞を強調したい場合
[it is] 『副詞』 [that] SV〜. にする。(過去時制のときは was が原則)
Mike met Miyuki in this room yesterday.
↑
yesteradayは副詞。これを強調したい場合、以下になる。
⇒・It was yesterday that Mike met Miyuki in this room.(この部屋でマイクがみゆきに会ったのは昨日だった)
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今回は以上です。この続きは木曜日です。