今回は「that識別表」で
(14)この that は主格の関係代名詞のthat。この場合「that だけの意味」を訳出することはできない。
になったケースを詳しく紹介します。
【関係代名詞・主格のthat】
レベル低。 中学校でも習う。英語が苦手な人でも「主格の関係代名詞」は that であっても、目的格の関係代名詞と違い、割と得意である。
基本例文
(a)This is the man that killed her.(この人が彼女を殺した人)
(b)She lives in the house that stands on the hill.(彼女はその丘の上に立っている家に住んでいる)
出現率は10%ぐらいと思った方が良い。
【主格の関係代名詞って何?】と「ここがよく分からない苦手な人」は
↓のシリーズをちゃんと全部読むように!(目的格の説明も混ざっていますが)
関係詞の謎と得意・不得意(9)
(a)This is the man that killed her.
⇒[● killed her.]
killed の「主語」に当たるものがない!
つまり⇒「主語」が欠けているのだ!
(だから、主格の関係代名詞が使われる)
(b)She lives in the house that stands on the hill.
⇒[●stands on the hill.]
stands の「主語」に当たるものがない!
つまり⇒「主語」が欠けているのだ!
(だから、主格の関係代名詞が使われる)
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関係代名詞を学ぶとき、文法的には、基本学習で以下のように習う。
「★主格の関係代名詞は that が使える」
具体的には、
(a)は who の代わりに that が使える。(口語なら who も可)
This is the man who killed her.
=This is the man that killed her.
(b)は which の代わりに that が使える。
She lives in the house which stands on the hill.
=She lives in the house that stands on the hill.
関係代名詞の主格は、関係代名詞の目的格と異なりは、省略できない。
つまり、
(a)は
This is the man who killed her.
=This is the man that killed her.
×This is the man killed her.
(b)は
She lives in the house which stands on the hill.
=She lives in the house that stands on the hill.
×She lives in the house stands on the hill.
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今回は以上です。明日はいつもの文法放送。この続きは月曜日です。次も短いです^^;