苦手なりの受験英語(アルク版)

直訳と意訳と訳例と意味(8)

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ここまでの話では
英文を読むと
苦手な人は、直訳例を作るのがやっと。正しい意訳例など作れない
得意な人は(直訳例ではなく)いきなり意訳例を作ることができる
ということを踏まえてください。よろしいですか?

ではでは

I had to walk around, lookng for a stand ashtray.
Instead of resting, I was just tiring myself.

苦手な人がこの訳例作りにチャレンジしたとします。最初にがんばるべきは「直訳例」ですね。がんばって以下の直訳例を作ったとします。
これだけちゃんと作るのも苦手な人にとっては大変なんです。

「私は歩き回らなければならなかった、スタンド灰皿を探しながら。
休むことの代わりに、私はちょうど自分自身を疲れさせていた。」

でも、もしこれが入試で「訳出しなさい」という問題であったら、少なくとも少しは減点されると思います。あっているにもかかわらずです。
特に、「私はちょうど自分自身を疲れさせていた」という部分はぎこちなさ過ぎると思いませんか? こういう部分は普通、減点の対象になるのです。

つまり、入試で「訳出しなさい」と要求される場合は「意訳例」ができないといけないのです。

じゃあ、どうやるか?
苦手な人の場合、まず直訳例を作って、それを意訳例に変える練習をするのです。

この問題だったら↓こんな感じ。

直訳例<私は歩き回らなければならなかった、スタンド灰皿を探しながら。>
う〜ん…
まずは少し順番を変えて↓
「私はスタンド灰皿を探しながら歩き回らなければならなかった」
かな? うん? 待てよ。分詞構文の今回の意味は「〜ながら<付帯状況>」で良いのかな?
「スタンド灰皿を探さないといけない『ので<理由>』」歩き回らなければならないんじゃないのかな?
とすると
「私はスタンド灰皿を探すので歩き回らなければならなかった」
う〜ん…ぎこちないな。もう少し変えて↓
「私はスタンド灰皿を探すために歩き回らなければならなかった」
おお! 良いんじゃないかな?

直訳例<休むことの代わりに、私はちょうど自分自身を疲れさせていた。>
う〜ん…
「休むことの代わりに」は「休む代わりに」の方が自然な日本語かな?
うんそうだろうね。問題は
「私はちょうど自分自身を疲れさせていた。」
だなあ…。う〜ん…。
自分自身を疲れさせたって変な日本語だよね。要するに疲れたんじゃないのか?
じゃあ↓
「私はちょうど疲れた」
う〜ん… just の意味は「ただ〜だけ」のほうが良くないか?↓
「私はただ疲れただけだった」
おお! 良いんじゃないかな?

全体で
「私はスタンド灰皿を探すために歩き回らなければならなかった
 休む代わりに、私は疲れただけだった」
おお! 意訳例ができた!
(^▽^)♪

という具合に作ることができます。

でもこのような過程は最初に「正しい直訳例ができているからこそできる」わけです。
だから、苦手な人は最初は正しい直訳例を作れるようになるべきだと思うのです。
直訳例⇒意訳例をそのうち考えれば良いと思います。

さて、ここまで良いですか? 実は↑この考えは「得意な人にはおもいっきり変に見えます」
「なんで、そんな回りくどいことを考えるんだ?」と疑問に思うはずです。
だって彼らは「イキナリ意訳例ができるから」です。

ここが「苦手な人にとっての学習弊害」になっていると思います。それについては次回書きましょうか。
次回は火曜日の更新予定です。お楽しみに。

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