苦手なりの受験英語(アルク版)

英文法の単元別 特徴・注意点(1)

新しいシリーズは「英文法の単元別 特徴・注意点」というものにします。

 私はここで英語を教えているわけですが、主に文法を教えています。生徒様に文法問題集を解いてもらうわけです。文法問題集は概ね単元別に分かれています。例えば「関係詞」とか「仮定法」とか「時制」とか名前がつけられており、その内容に沿った文法問題が並べられています。

 私は生徒様と1問1問答え合わせをするわけですが、新しい単元に入る際に、私は軽くその単元の概要を説明します。例えば「今からやる【関係詞】っていうのはねー。英語が得意な人には易しすぎて簡単に感じるんだ。説明が不要なぐらい易しい。0.5秒で楽勝で正解を連発する。概ねいつも正解。でも苦手な人には逆。こんな難しいところはない。説明も分からないは、散々悩んでも間違いを連発するは、で超地獄。概ねいつも不正解」…などと私は言うのです。

こういう「前振り」を、今回のシリーズにできないかと思いました。過去に私が書いた参照ページがある場合はそこにもリンクを貼ります。

早速ですが、始めましょう!

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単元名 【5文型】

【特徴】
英語(英文)の基本的な構造を学ぶ単元。

・日本語はある程度語順が前後しても意味が通じるが、英語はそうではない。
・英語は語順で意味が決まる。語順が大事。間違った語順にすると間違い。

例題
 A dog has Ken.の意味は何か?
誤答例
 ケンは犬を飼っている

【注意点】
・英語には大きく分けて「自動詞」「他動詞」の2種類がある。「目的語」という概念と一緒に、この2つの区別をしっかり覚えること。
・品詞(動詞、名詞、形容詞、副詞)の役割を認識すること。
・この単元で登場する例文は短いものばかりのはず。しかし苦手な人は短いからと言って侮ってはいけない。苦手な人の場合、この短い英文ですら、ゴロゴロ意味を間違ったり、あるいは全く意味がわからなかったりする。
・第4文型(SVOO)と第5文型(SVOC)の区別ができるようにすること。

【参考ページ】(リンク)
5文型をなぜやるか? (このシリーズのどこかに上記の例題の解答・解説があります)
自動詞・他動詞の知識の効用

 金曜日はいつもの文法放送。この続き(次回は関係詞)は来週の月曜日です。

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