苦手な人向け:
辞書に書いてあるもの(その2)
動詞の2種(自動詞と他動詞の区別)
ただでさえクドイと言われる私のブログで、もっともクドク説明しているものがあります。
「自動詞と他動詞」の区別です。
(得意な人はカンでできるので、気にする必要がないのですが)英語が苦手な人は「自動詞と他動詞」の区別を常に行わなければならない、というのが私の主張です。
私の英文法授業でも第1回は「自動詞と他動詞」から始まっています。
中で、こんな問題が出題されています。
次の英文で正しいものには ○ 間違っているものには × をつけよ。
(1) I go school.
(2) I go to school.
(3) I reached the station.
(4) I reached at the station.
(5) I arrived the station.
(6) I arrived at the station.
(7) I go there.
(8) I go to there.
正解は
(1)× I go school.
(2)○ I go to school.(私は学校に行く)
(3)○ I reached the station.(私は駅に着いた)
(4)× I reached at the station.
(5)× I arrived the station.
(6)○ I arrived at the station.(私は駅に着いた)
(7)○ I go there.(私はそこに行く)
(8)× I go to there.
なんです。
特に↓これらが不思議と思いませんか?
(3)○ I reached the station.(私は駅に着いた)
(4)× I reached at the station.
(5)× I arrived the station.
(6)○ I arrived at the station.(私は駅に着いた)
reach は at をつけると間違いで、arrive は at をつけないと間違いです。なぜなのでしょうか?…知りたい方は解説(こちらとこちら ともに動画)をご用意しています。
では普段はどうやって自動詞と他動詞の区別をするのでしょうか?
ここで辞書が登場するのです。
辞書で【動詞】を調べた場合、良く見ると
(四角で囲まれて)自、とか、他、とか書いてあります。辞書によっては「vi」もしくは「vt」と書いてあるものもあります。(vi
が自動詞。vt
が他動詞)
英語の苦手な人は、ここが重要です。苦手な人は「自動詞他動詞の区別」を常に意識しなければなりません。そうでないと、関係代名詞が分からなくなります。この問題を必ず間違えるはずです。
「苦手な人」は「関係詞が分からないと英文は読めません」。で、関係詞を理解するにはどうしても、自動詞・他動詞の知識が必要です。
そして「その動詞が自動詞か他動詞か」を正確に認識するために、辞書は使われるのです。通常は「辞書を引かなければその動詞が自動詞か他動詞分からない」のです。
続きは木曜日に更新です。