I had to walk around, lookng for a stand ashtray.
Instead of resting, I was just tiring myself.
この訳例として、ここの訳例3:
スタンド灰皿を探した。
休みたいのに歩いてた。
を今日は考えてみたいと思います。
単語1つ1つを考えるとどうでしょうか?例えば
I had to walk around, lookng for a stand ashtray.
の "walk"に対応する訳はありますか?
また
Instead of resting, I was just tiring myself.
のどこにも"walk"という単語がないのに訳例3には「歩いていた」と書いてあります。
だからこの訳例3はなんか変かな?という見方もあると思います。
ただ全体を通してみると
I had to walk around, lookng for a stand ashtray.
Instead of resting, I was just tiring myself.
が言わんとしていることは
「スタンド灰皿を探した。
休みたいのに歩いてた。」
ということに相違ないと思いませんか?
だからこれは「訳例」ではなく「意味」として私は考えています。
ただし、これが立派な「訳例」の1つとして通用するケースがあります。例えば「映像翻訳」の場合です。映画や何かの字幕などがそれに当たります。字幕の場合、字数制限があります。音声とあわせるため、長い和訳例は書けないのです。その際は「スタンド灰皿を探した。休みたいのに歩いてた」であればどうでしょう?短く簡潔に表現していないでしょうか?つまり、受験英語ではなく「翻訳」の場合、訳例3がむしろ好ましい場合があるのです。
ただ受験英語の場合は(特殊なケースを除いては)、このような訳例3は許されないと思います。
ただ「こうした訳例をする場合もあるのだ」ということは知っておいても良いと思います。