苦手なりの受験英語(アルク版)

不定詞の謎に迫る!(15)

今日は、ここまでの総まとめ(2)です。今回で「不定詞の謎」は終了します

今回は「用法」というものを少し紹介します。
不定詞を少しでも学習した方は。「用法」という言葉を聞いたことがあると思います。
それは、
名詞(的)用法
形容詞(的)用法
副詞的(用)法
の3つのはずです。今回、このシリーズではあえて「用法」という言葉は使わずにきました。でも実はこれまででこれを私は既に教えていたのです。^^
それは、今まで教えてきた「15個の訳語」と関連します。

全てを含めてまとめてみましょう!

●名詞(的)用法
訳語:「こと」(少なくとも「直訳」では「こと」と訳せるto不定詞)
役割:「【to do 〜】の塊」が「名詞」扱いになり、「主語」や「目的語」や「補語」になる。
例文:To speak English well is difficult.
  (英語を上手に話すことは難しい)
このシリーズでの説明 (5) (6)

●形容詞(的)用法
訳語:「べき」「ような」「という」「ための」「(訳さない)
役割:「【to do 〜】の塊」が『手前の名詞』を修飾する。
例文: He has the ability to speak English well.
   (彼は英語を上手に話すような能力を持っている)
このシリーズでの説明 (7) (8) (9)

●副詞(的)用法
訳語:「ために」「」「なんてorとは」「もし〜ならば」「(左から)て」「ほど」「のに、のは、には
役割:「【to do 〜】の塊」が『動詞』か『形容詞』を修飾する。
例文:To speak English well, I must study English.
   (英語を上手く話すために、私は英語を勉強しなければならない)
このシリーズでの説明 (10) (11) (12) (13)

という具合になっています。これが不定詞の「用法」の正体でした。

以上で、今回の不定詞の学習は終わりです。ただこれらはあくまで「不定詞の基礎」に過ぎません。応用は自分でしっかりどこかでやってください。

なお何度も言ってますが、これらの基礎は「英語が得意な人」は教わらなくてもできてしまうのです。今回「できない!」と思った苦手な人は、まずはこの「基礎」をしっかり覚えて欲しいと思います。

(得意な人ではなく)苦手な人は、まずは、↓この15個の訳例
「こと、べき、ような、という、ための、(訳さない)、ために、て、なんてorとは、もし〜ならば、(左から)て、ほど、のに、のは、には」
を、何も見ずに「スラ〜〜〜〜」と言えるようになりましょう。そうすると不定詞は怖くなくなります!^^ (一部の得意な人は、覚えるな! って憤慨するでしょうけどねw)

明日はいつもの文法放送。
来週の月曜日は1回雑談を入れます。

来週の木曜日から新シリーズをはじめます。多分、このシリーズのような「激怒タイプ」になると思います。お楽しみに^^

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