
あくまで「私なりの意見」を書かせていただきます。
文法」に限らず、『理想の勉強』とは、こういう勉強なんです。
↓
「問題集と面と向かう」→「問題を解く」→「(よく分からない)問題に出くわす」
→
『色々調べながらよーく考える』→「一応の結論を出す」→
『授業が始まる直前まで、わからなかった問題を考える』→
『休み時間に友達とその問題について意見を出し合う』→「授業に臨む」→「解説と解答を聞く」→
『間違いを訂正する』→「家に帰って復習する」
「 」ではなく
『 』の部分が大事だと思いませんか?
「問題を解く」というのは「解説読んで解答を把握する」ことではありません。
「問題を解く」というのは
「じっくり考えて、自分の答を出すこと」なんです。
間違えたって良いのです。むしろ
たくさん間違えなさい!
例えば、明日文法の授業があるとします。
今日までに、予習としてその問題は解いたとします。
ただそれが「正解」かどうかは不明ですよね。確かに気分は良くないです。
「あの答、あっているよなあ。あっちの問題は全然自信無いなあ。どうやったら正しい答が導き出せるんだろう?」
「ああ気分悪い!」
とこうなるのです。
私に言わせれば
「これが大事」なんです。
なぜなら「正しいかどうか自信がない問題」が「ある」ということは
「そこの問題の文法がしっかり理解できていない」
という証拠に他ならないからです。
もっと言えば
『きちっと勉強できているのなら、「正しいかどうか自信がない問題」は無いはずだ』
ということです。
ここまでよろしいでしょうか?
もしも
「難しい問題に出くわす」→「ちょっと考える」→「一応答を書く」→「すぐ解説と答を見る」→「納得する」
としてしまう、とします。
このうち、「勉強らしい勉強」は
「ちょっと考える」
ぐらいなものです。私に言わせればこれは勉強ではありません。
「絶対に、ここの答は『こう!』だ!なぜなら『これこれ、こう』だからだ!」
と言える位でなければ、「勉強した」とは言えないと思います。
もちろん、実際には全ての問題が
「絶対に、ここの答は『こう!』だ!なぜなら『これこれ、こう』だからだ!」
という具合には、まずなりません。
「精一杯調べたけれども、どうしてもわからない!」
という感じに何問か、なります。
でも本当は、「正しい調べ方をすれば」分かるはずなんです。要するに
「文法解説文の内容をきっちり把握できていなかった」わけです。
で、それは、「翌日の授業で解説を聞けば」分かるわけです。
「あっそうか!ここに書いてあるこの理屈を当てはめれば正解だったんだ!」
「うかつだった!こっちと勘違いしていた!」
ということがここで分かるわけです。
これで「正しい考え方」が身にしみて分かります。
すると、
その難しかった問題も
「絶対に、
ここの答は『こう!』だ!なぜなら『これこれ、こう』だからだ!」
と言える位になるわけです。
すなわち
「勉強した」
と言える程度になると思います。
「難しい問題に出くわす」→「ちょっと考える」→「一応答を書く」→「すぐ解説と答を見る」→「納得する」
↑これでは
「絶対に、ここの答は『こう!』だ!なぜなら『これこれ、こう』だからだ!」
と言える位の文法知識が身についている!
とは言い難いと思いませんか?
したがって、普段の学校(予備校)の文法の授業では
「問題集と面と向かう」→「問題を解く」→「(よく分からない)問題に出くわす」→『色々調べながらよーく考える』→「一応の結論を出す」→『授業が始まる直前まで、わからなかった問題を考える』→→『休み時間に友達とその問題について意見を出し合う』→「授業に臨む」→「解説と解答を聞く」→『間違いを訂正する』→「家に帰って復習する」
といった形での『勉強形態』を私は理想と考えます。
高校1年生ならば、これを1年かけてやります。
予備校の浪人生も、1学期の半年でやります。
英語が苦手な浪人生は「この復習」を夏休みに最低5回は、やる必要があるというのが
私の意見です。
自習としてやりたい高3生・浪人生は半年かけて、やっぱりやります。ただこの場合は「授業・講義がない」ので、(ある意味止む終えず)問題集を使って、勉強することになります。
まず、文法という文法の勉強を全て1通り、1回だけ問題を解きます。
「5文型」「関係詞」「不定詞」「動名詞」「分詞」・・・・
というカテゴリー全てです。
例えば「関係詞」なら「関係詞」勉強をする時には、最初にテキストの『関係詞』の「解説」をよく読みます。
また、この時は(少なくとも最初のうちは)
「辞書」や「文法解説書」、「分厚い文法書」等も熟読し、フルに使って、解答を導き出します。
くれぐれも、
先に「模範解答&その解説を読む」ことだけはしないで下さい。
その単元の問題を全て解き終わってから見るようにして下さい。
それが終わったらやっと、
問題集の『関係詞』の「問題」を、「さっき熟読した解説を見ながら」
全て解きます。
そのカテゴリーの問題全問解き終わるまで答えあわせはしないで下さい!
1問1問を逐一答え合わせをするのでありません。
そのカテゴリーの問題
全問解き終わって初めて答えあわせをします。
答は全問正解のわけはなく、間違いだらけなはずです。
そこで、間違った問題は
「なぜ間違ったのか」
「どう考えるべきだったのか」
を考え、『納得しながら』、「正しい答え」を赤ペンで書きます。
「なぜ間違ったのか」をきちっと、原因究明することが大事です。
そして
「そうか!だからこの答えは、○○○じゃなくて□□□なのか!そうかそうか。」
「しまった、こっちと勘違いしていた!いけねえいけねえ!」
「今度同じ問題が出たら、正しい考え方で考えて正しい答えを導き出すぞ!」
と意気込みます。
「内容の理解」という意味では、ここで1度『完璧に』納得します。
全問に対して「なぜ、その答えになるのか」その理由をきっちりわかるようになっておきます。
繰り返しですが『全問』ですよ。
答合わせが終わりますよね。
そうしたら、(文法の勉強の場合は)もう次の予習をします。
つまり、例えば「不定詞」なんかの勉強をします。
同じ様に不定詞の「解説」を読んで「問題」を全部解きます。
そして解説解答を見て自分の間違いを直します。
この繰り返しです。
こんなふうにやって、全文法のカテゴリーを、1度終了させます。
そうしたら、
これをまた繰り返します。
つまり、「関係詞」なら「関係詞」の「解説」を読み
そしてその「解説」を読みながら「問題」を全て解きます
(新しいノートを買ってきて、それに改めて答えを書きます)
解説解答を見て自分の間違いを直します。
どうせまた間違いだらけです。
だから、間違った問題は
「なぜ間違ったのか」
「どう考えるべきだったのか」
を授業ノートを見て、『納得しながら』、「正しい答え」を赤ペンで書きます。
「なぜ間違ったのか」をきちっと、原因究明します。
そして
「そうか!だからこの答えは、○○○じゃなくて□□□なのか!そうかそうか。」
「しまった、またこっちと勘違いしていた!いけねえいけねえ!」
「今度同じ問題が出たら、正しい考え方で考えて正しい答えを導き出すぞ!」
とまた意気込みます。
そんなふうにして1つのカテゴリーを終わらせたら
次のカテゴリーにじゃんじゃん進みます。
こんなふうにして、
やった問題の全てのカテゴリーを(まず1度)復習します。
1度目の復習が終わりました。
これだけでは足りません。
同様の復習を、少なくともあと4回繰り返します。
徐々に、できるだけ文法書などの解説の部分を見ないようにして
問題を解きます。
問題集の解説はもちろん「そのカテゴリーの問題が解き終わるまで」絶対まだ見てはならない!
以上が私の考える「文法の勉強法」です。
繰り返しますが、
文法問題を解くときは(少なくとも最初のうちは)
「模範解答&その解説を読む」以外なら、何を使っても良いはずです。
「辞書」や「文法解説書」、「分厚い文法書」全てを、フルに使って、解答を導き出します。
くれぐれも、
先に「模範解答&その解説を読む」ことだけはしないで下さい。
その単元の問題を全て解き終わってから見るようにして下さい。