苦手な人へのオススメ参考書

以下は私が英語が嫌いで苦手な人にお薦めする本・参考書です。

・選んだ基準は「簡単にできるもの」ではありません。むしろ「簡単にはできない」でしょう。
・選んだ基準は、得意な人には不要でも苦手な人には必要な知識が学べるもの、というものです。必要なのですから、なければ困るわけです。
・得意な人には有害な場合があるでしょう。得意な人には不要かもしれないのですから。

 
英和辞典
サンライズクエスト英和辞典
・旺文社 2940円
上級者にはチャチに見えるかもしれないです。でも初心者にやさしいつくりです。私がこの辞書が好きな理由のトップは「動詞に5文型表示がある」点です。文法を学ぶ初学者はよく「5文型がわからない」ということがあります。その点、この辞書で動詞を引くと、「何文型で使えるのか、使うのか」が表示されてるのです。そのほかの各説明も必要十分に網羅されています。
・一言
  最近は「電子辞書」が普及しております。私も電子辞書を持っていますが、ほとんど使っておりません。 理由などは↓こちらを参照ください。
  関連ページ:辞書の使い方(ブログ「苦手なりの受験英語」<スペースアルク>)
単語帳
ターゲット1900
・旺文社 1050円
一応これを薦めます。まず間違いのない1冊だと思っているからです。
でも実は、単語帳や熟語帳は何でもいい、どれもあまり変わらない、と思っています。違うとすればレイアウトや、例文で覚えるタイプかどうか、といった違いだと思います。
だとしたら、人の勧めより「自分が覚えやすい」と感じる単語帳が良いと私は思います。
 
 
  関連ページ:受験と単語帳と覚え方(ブログ「苦手なりの受験英語」<スペースアルク>)
熟語帳
ジーニアス英熟語1000
・大修館書店  1050円
1000語レベルの熟語帳としてはこれを薦めます。理由は2つ。
1・最初に覚えにくい熟語から始まっていること(英語ができない人は息切れしやすい。したがって、後が楽なほうがいい)
2・書き換え問題に対応するコラムが優れていること(他の熟語帳よりも大きな利点である)
熟語は「必要十分」という質と量が求められますが、これはその最高峰であると思っています。
特別意見!桐原英頻について
 正式タイトルは 即戦ゼミ3大学入試英語頻出問題総演習 というもの。
      通称、 桐原英頻とか即戦3とか単に英頻ということもある。
  私はこれを、英語できない人にはお薦めしません!
  理由.
文法・構文・語法・単語・イディオムを体系別に並べているから。
 文法も構文も熟語もほとんど覚えていない受験生には覚えにくいし、説明もわかりにくい。
 ・例えば、右ページでの説明で”直説法現在”とか書かれているものがあるが、”直説法”ってなんなのかきちっと知らなきゃ 理解不能。
 ・設問が文法を聞いているのか熟語の知識をきいているのか単語の知識をきいているのか、英語ができない人には分からない。
  つまり、設問の意図や、どこを覚えて良いのか、初学者には分かりづらいのです。

 ただし中級者以上の人には大お薦めします。
文法・構文・語法・単語・イディオムをある程度覚えている人にとっては、これほどすばらしい参考書はないと思います
  文法・構文・語法・単語・イディオムを非体系別に並べているのが返って良いのです。実際の試験は何が出題されてもおかしくないのだから実力アップにとても役に立ちます。右の説明文も英語のできる人にとってはコンパクトですっきりした説明文なのです。
英文法
文法問題集
シグマ基本問題集 英文法
・文英堂  900円+税
私は「(1)~(4)から選べ」というような文法問題ばかりあるものは、特に英語の苦手な人には薦めないのです。「文法」を考えず「カン」で解こうとするからです。
答えがすぐ右のページにあるものも薦めません。すぐに答えを見てしまうからです。解答は別冊になっているべきだ、と思います。また問題量が少ない本も薦めません。
その点この本はうまくまとめられています。
(以前まで薦めていた問題集である「基礎からよくわかる 英文法問題集」は絶版のため、このシグマに変更しました)
文法書(文法の辞書)
徹底例解ロイヤル英文法
・旺文社  1890円
文法の辞書は、例外細目の網羅率が良い本がお勧めになります。ロイヤル英文法はその点が良くできていると思います。私がもっとも信頼を置く文法書です。
なお、この本は「文法の辞書」なので、頭っから読む本ではありません。文法用語や分からない例外細目などを探すための本です。(頭から読む本は、次の「文法解説書」になります)
文法解説書
高校これでわかる英文法―基礎からのシグマベスト
・文英堂  1575円

見かけはチャチに見えるかもしれません。でも英語が苦手な人向けの文法解説書は、これが最高かもしれません。説明が分かりやすい! 読みやすい! 重要なことはすべて書かれている! まさに苦手な人向けであると思います。
マンガで覚える英文法(全14巻)
・同人誌(コピー誌) 各巻300~500円(ほとんど500円)
私が過去の自分に対して描いている「文法解説書」です。この本が私の中学・高校時代私の手元にあったら、私は落ちこぼれなかったはずです。苦手な人が学習すべき順番で、懇切丁寧に、ゆっくり、じっくり文法を説明しています。英語が苦手な人がつまづくところを余すことなく分かるように説明しました。苦手な人を救うため「だけ」を目的に、私は作っているのです。
英文解釈
大学入試―瀬下英語入門講義の実況中継
・語学春秋社  上巻1050円 下巻1260円
文法が詳しく、長文を扱っているところが良いです。文法が詳しくなければならないのは言わずもがな。5~6行ではなく、数十行の英文を扱っていなければ、受験対応になりません。英語が苦手な人は5、6行でアップアップなのですが、実際は数十行から数百行の英文を1つの試験で読まなければなりません。であるなら、最初から長い英文(=長文)を読み解く参考書である必要があると、私は思います。
これはそういう本で、かつ、英語が苦手な人向けにうまく作られた本だと思います。
"毎年出る"頻出英語長文-改訂版
・日栄社  893円
これは英語の苦手な人が最初にやる本でありません。上の「瀬下~」などで、英文解釈の方法・基礎を学んだ人が「演習用」に使う本です。30の英文が入っています。解説がものすごく詳しい長文問題集です。問題文より解説文の方が分量が多いです。最初のほうから徐々に難しくなっていきます。
発音・アクセント
集中マスター 発音・アクセント問題集―
・旺文社  945円
発音やアクセントにはルールがあります。そしてその例外があります。この本はルールと例外がきれいに説明されています。頻度順、傾向別であるところも優れていると思います。CDも付属で付いています。発音・アクセントには学びやすい本なのではないでしょうか?
  
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