文法、単語、熟語、解釈、発音・アクセントについて
英語のできない英語学習者は、英文法・英単語・英熟語・英文解釈・発音アクセントをどのようにどのくらい勉強するのか分らないと思います。以下はこのようにやれば良いのではないかという私意見です。私がやったことと、それを元に考えたやり方について示しています。(これはあくまで大学受験のために必要な勉強量を示すものであって、高校の定期テストには、全く役に立たないことに注意してください) 高校の定期テスト対策はこちらへ
 -英文法-
 英文法こそ、英語が苦手な人には絶対的に必要なものです。ところが英語が得意な人には不要であることが多いのです。この違いを明確にするために「英文法」だけ、得意な人と苦手な人の勉強法を「場合わけ」をして説明します。両者が全く違うことにご着目ください。
英語が得意な人
英語が苦手な人
英文法を
特にやらんでよろしい。やらんでもカンでできるから。
とにかく英語のできない人は英文法をやりましょう。カンでやっても必ず間違えるから。
特に真っ先にここをやりましょう
仮定法と分詞。他はカンでできるから。
関係詞と不定詞。ここをちゃんとやればあなたは英文が読めます。
それができるようになったら、分詞などをやりましょう。
冠詞とか前置詞は
やるな!って言ったってあなた方はほっといてもやるでしょう。ここをできるようになるにはどうしても時間がかかるからなあ。
気にするな。適当にやれ適当に。完璧なんて1年や2年で絶対無理だから。
ただし前置詞は多少真剣にやりましょう。
難しいのは
仮定法と分詞。仮定法はカンがきかない。分詞はちょっと勉強すればカンが身に付く。
比較だあああ! ありゃあ文法じゃない! 熟語の一種だあああ! 何度やってもできないようううう・・・
わりと簡単なのは
関係詞と不定詞。カンで訳せるでしょ。問題もカンで解けるでしょあんなの。比較? あんなの簡単でっしょ。
仮定法。けっこう楽。簡単。
どのように勉強するの?
教科書・問題集類はほっといてもやってしまうでしょう。あなた方には簡単でしょう。カンで答えがすぐにわかるから。
つまんないなら、桐原英頻でもやると良いでしょう。チェックのために。
まず普通の英文法の問題集(薄くもなく分厚くもない)と、文法解説書分厚い英文法の辞書的なものを手に入れる。問題集は学校や予備校でもらったのがあればそれを使う(解答がきちっと備わっていれば)。他には手を出さない。
まず問題集の単元(関係詞とか仮定法とかそういうやつ)ごとにに文法解説書を読んでおく。それから単元ごとに問題を解く
問題集は解説が不充分なものが多いので、文法解説書や英文法の辞書的なものを併用し文法用語を調べながら答え合わせをする。
同じ問題集を5回(理想は7回)通り解けば良い。

   関連ページ : 文法の勉強の仕方(ブログ「苦手なりの受験英語」<スペースアルク>へ)
 
 -英単語-
 偏差値60以上の大学に受かるためには約6000語必要だと言われます。
 ただしこれは I や you book thank などの基本単語や派生語を含めての数です。
 だから、適当な1200~1900語の単語帳を志望校にあわせて選んで手に入れて、覚えれば、6000語に達します
 通学の電車やバスの行き帰りには、必ず英単語や英熟語や古典単語などを覚える時間に当てましょう。
 -英熟語-
 普通の大学なら最低600、普通は800から1000の熟語を覚えましょう
 たとえ解釈が苦手でも熟語600覚えているだけで、英語の合格点をとれる低レベルの大学はあります。
 逆に解釈がある程度得意でも、熟語をあまり覚えていないと低レベルの大学でも入れない可能性があるのです。
 (事実、私は1浪のとき、熟語をろくすっぽ覚えていなかったために、ある低レベルの大学に受からなかったのです。 ここは熟語問題ばかり出ていて、私はほとんど答えられなかったのでした…)
 -英文解釈-
 長文を80から150文読みこなしましょう。以下は私がやった方法です。苦手な人向けの方法として提案するものです。
テキストは必ずコピーして予習
・偏差値30~45の時代、そのコピーを段落を目安に10行ぐらいづつに分割し、ノートの見開き左に貼り付けた。見開き右に1行置きに訳を書いた(予習として)。そして授業で訳を訂正した。
・偏差値45~55の時代、コピーは貼るのをやめたが、全訳はノートに書いた
・偏差値55以上の時代はコピーはするが、全訳は頭の中のみ。
コピーの使い方
・分からない、知らない、覚えてない、忘れちゃった単語を黄色いマーカーで塗りつぶす。そしてその下に辞書で調べた訳を書きこむこうすればいちいち単語帳を作らなくても済む
・同様に知らなかった熟語は緑のマーカーで塗りつぶす。そしてその下に辞書で調べた訳を書きこむ。
・知っていた熟語は緑のマーカーで下線のみを引く。
・文法的な括弧や矢印などの印は青いマーカーかシャープペンで書きこむ。
訳は
直訳が合っていれば良い。意訳など二の次
多くの英語の先生は、意訳が好きなので意訳ばっかり説明するが無視しろ。彼等は直訳が簡単すぎてつまらないので意訳に凝るだけである。私たちは直訳すら間違うのだから、直訳が合っていれば良い。苦手な人は、直訳ができなければ意訳はできない。苦手な人は直訳を間違うのだ。ここを直すこと
コピー元のテキストは
復習に使う。なんの印も付いていないまっさらな英文を見て、辞書なしで全訳がきちっとできるかどうか確かめる。(いいか!きちっとだぞ!)
その際、必ず音読をすること。(これがめんどくさいんだ。でもやること。音読するとしないじゃ、成績のアップ率が違う!)
パラグラフリーディングについて
偏差値60以前の人には使いこなせない。よって少なくとも最初のうちはそんな読み方はやめた方が良い。きちっと文法にのっとって正確に訳すこと。
逆に偏差値60過ぎればパラグラフリーディングは有効な手段かもしれないが私には使いこなせなかった。

  関連ページ:英語が苦手な人の英文解釈法(ブログ「苦手なりの受験英語」<スペースアルク>)へ
 
 -発音・アクセント-
 苦手な人は対策がどうしても後回しになってしまいます。発音アクセントを覚えようにも、それ以前にその単語を覚えていないからです。
 したがって、単語をあらかた覚えきった後にやらざるを得なくなります。ということは、12月~2月でやることになります。
 やり方は、発音アクセント用の参考書を1冊買います。発音は、発音記号別でまとまられていると思いますので、それを覚えます。アクセントも、アクセント別にまとめられているので、それを覚えます。最近はCD付きで耳でも覚えられるようになっています。音声問題なので、当然音声と一緒に覚えたほうが良いはずです。
 期間は1ヶ月はみたほうがよいと思います。
関連ページ
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